一体なぜ長兄は「今すぐ行くから」という前言を翻し、「そのままで朝一番の車を待ってて。」と態度変更したのか。
これはあくまで私の勝手な推測です。

当時長兄は妻と別居し、後に結婚することとなる愛人Xと一緒に暮らしていました。
このことを私の父はひどく嫌悪し、Xからすれば私の父はひどく邪魔な存在、Xの人生展開にとっての障害物でした。

そこでXの頭には、《邪魔な人間が倒れてくれた、願ってもないことだ。歳も歳なんだから(82歳)このままいなくなってくれた方が好都合、助ける必要などない。》
こんな思いがよぎったのではないか。

そこで、《時間も時間なんだから(夜中の1時頃)、無理することないわよ、明日も仕事なんだから》とそんな趣旨の言葉で長兄を翻意させたのでしょう、まあ、マクベス夫人のそそのかしのようなものです。

要は脳の病気で倒れたのだから、緊急治療が何より求められるのに、発病から診察開始まで丸々12時間程経ってしまったのですから、この初期対応致命的なミスでした。

最近知った言葉ですが、[Time is brain.]という言葉があるそうですね。
[Time is money]をもじった言葉なのでしょうが、脳卒中などは時間との戦いということ、初期緊急治療の大切さを示す言葉なのでしょうが、当時の私全く無知でした。(続)