肌の状態を知りましょう〈常在菌とは〉

肌を洗顔や化粧水、乳液などで綺麗に保っている。
誰もが疑いもしませんよね。

でも実は、肌本来の力で潤いを保つことができる、と
したら、あなたは驚きますか?


過度なスキンケアは逆効果です。


それを知るためにも、肌本来の状態を知りましょう。

「善」にも「悪」にもなる

私たちの肌は、無菌状態ではありません。
皮膚常在菌」といい、いろいろな菌が常に存在しています。

その菌の種類は色々ありますが、働きによって分けて
善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」があります。

それぞれ代表的なものを見ていきましょう。



善玉菌の代表「表皮ブドウ球菌
善玉菌は、その名の通り、肌にとって良い働きをしてくれる菌のことです。

表皮ブドウ球菌の主な働きは、健康な肌を保つことです。皮脂をエサとし、「脂肪酸」と「グリセリン」に分解します。

脂肪酸は、肌を弱酸性に保ち、さらに雑菌や悪玉菌の繁殖を抑えてくれます。
グリセリンは、保湿成分として肌を覆い、健康な肌を保ってくれます。

このように表皮ブドウ球菌は、健康な皮脂膜を作り出し、肌のバリア機能を果たしてくれています。



◎善にも悪にもなる日和見菌の代表「アクネ菌
ニキビの原因として知られているアクネ菌。実はただ悪さをするだけの菌ではありません。

良い働きをしているときは、表皮ブドウ球菌と同じように、皮脂をエサとし脂肪酸とグリセリンに分解、皮脂膜を作り、健康な肌を保ってくれています。

アクネ菌は、空気を嫌うので、毛穴の奥や皮脂腺にいるのを好みます。

悪い働きをするのは、住みかである毛穴や皮脂腺が詰まった時。
アクネ菌が大好きな皮脂がたくさん詰まり、脂肪酸を大量に作り大繁殖してしまいます。そうなると肌は炎症を起こし、ニキビとなってしまうのです。

このように日和見菌は、良い働きも悪い働きもしてしまう菌なのです。



悪玉菌の代表「黄色ブドウ球菌
こちらはその名の通り、肌に対して悪さをする菌です。

黄色ブドウ球菌は、食中毒の原因菌としても知られている菌ですが、人の皮膚に常に存在しています。普段から悪さをしているわけではなく、善玉菌がきちんと働いていれば、悪い力は抑えられています。

何らかの原因で、肌を弱酸性に保てなくなり、アルカリ性に傾くと働きを活発化させます。そうなると、かゆみを引き起こしたり、肌の炎症を起こしたりします。

また、傷が化膿するのも黄色ブドウ球菌の仕業です。

肌を美しく保つには

このように、肌には本来、潤いを保つ力や、肌に対し悪さをする菌から健康な肌を守る力が備わっています。

善玉菌の力を引き出し、日和見菌も味方につけ、悪玉菌が悪さをしないようにしましょう。



そのため、エサとなる皮脂は適度に残しましょう。
洗顔のし過ぎは禁物です。
ただし、毛穴を詰まらせる皮脂の劣化過剰分泌は防ぐようにします。むやみに殺菌せず、善玉菌である表皮ブドウ球菌を増やせるように、肌環境を整え、肌を弱酸性に保てるようにしていきましょう。





水分を補い、肌本来の働きを手助けする
〈スープルトゥシェ〉