「注文」と「契約」の違いに注意!

中古車における「注文」と「契約」の意味を知ろう

公開:2013/04/27 | 最終更新:2015/12/14

握手のイメージ 中古車購入で気をつけたいものに「注文」と「契約」があります。一見、同じものじゃない? と思われるかもしれませんが、法的に言うと少し違います。

中古車購入では、ここが曖昧になってトラブルになることがあるので注意が必要です。

そもそも注文書とは

自分の希望するクルマを申し込むと、「注文書」が作成されます。ここには、車種、グレード、オプション品、クルマの価格、代金の支払い方法など注文内容が詳細に記載されています。

そのため、自分が注文している内容と一致していることが大切なので、注文書に書かれている内容すべてを確認するべきですが、契約のうえでここだけはしっかり見なければいけないポイントがあります。

それが、注文書の表面に書かれている「赤字赤枠の注意事項」と、裏面に書かれている「特約条項」です。

なぜなら、注文書はある時点から契約書に変わるからです。

当然、お店の側からも約款に関する説明があってしかるべきですが、説明がないのに署名捺印を求められたときは十分気をつけましょう。

区別は押印、署名した時点から

「注文書と契約書は別ですから」

中古車会社の人の話を聞いていると、こんな説明を受けることがあるかもしれません。でもこれは、後日契約書を発行するという意味ではありません。

注文書に署名捺印し、その内容を中古車会社が作業に着手した時点で注文書から契約書に変わるのです。

現金の他、割賦クレジットやリースなど支払方法によって契約の内容が異なりますが、現金の場合、契約成立後は注文書がそのまま契約書になる場合が多いので、注文書に署名捺印した時点で契約成立と考えたほうがいいようです。

注文書の裏に、「注文書にサイン、捺印後はキャンセル不可」などと明記してある所が多いようです。

キャンセルの条件についても注文書の裏に但し書きが書いてある場合があるので、その場合はそれに従います。

クルマはクーリング・オフ対象外

クーリングオフは店舗外で交わされた契約に限られていて、通常の店舗で販売している商品や通信販売で購入した商品については適用外となっており、クルマは対象に入っていません。

クルマは電話勧誘やキャッチセールスで購入する物ではなく、自らの意思で商品購入を決定し、吟味して選ぶことが前提となっています

自動車の売買契約における契約の成立時期は特約条項で変わってきますが、「自動車の登録がなされた日」、「お客様の注文により販売店が修理・改造、架装等に着手した日」、「自動車の引渡(納車)がなされた日」のどれかに設定されています。

契約が成立した後は、一方の都合だけでは解約することができなくなります。

店舗側の瑕疵の程度によっては返品に応じてくれる所もありますが、中古車購入では署名捺印は慎重にするというのが防衛の一つです。


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