ポイントは、「修復歴あり≠事故車」

「修復歴あり」に、お買い得はあるのか?

公開:2013/04/25 | 最終更新:2015/12/26

ボルトのイメージ 「初心者の中古車購入で気を付けるべきものは『修復歴(事故歴)あり』」で紹介したように、骨格等の主要パーツを修復しているものを「修復歴あり」の中古車と言います。

原因としては事故の場合もありますが、インサイドパネルなどの交換や、板金の場合もあるので、いろんな状態の「修復歴あり」車があります。

でも、ひとたび「修復歴あり」となると、車そのものの価値に影響するので、車両価格がぐっと下がてしまいます。そのため、クルマの状態によっては、まれにお買い得中古車になる場合もあるみたいですよ。

この記事では、どんなケースがあるのか、簡単にまとめてみました。

軽度の事故の場合

お買い得となるケースは、修復の程度が軽く、走行に支障がない場合です。

中古車オークションのUSSグループによる評価点によると、R-A点(軽度の修復歴車)、R点(フレーム修正まで行っていることが多い修復歴車)といった基準があります。

また、部位によっても評価が変わってきます。

前、後ろ、横、ルーフなどがあり、修復個所が前のほうにあるほど走行に大きな影響があると言われています。(もちろん、修復場所が後ろであっても、車体全体にゆがみが出るなど大きな影響が出ている場合もあります)

もし購入を検討するなら、どの場所にどの程度の損傷があったのかを把握する必要があります。

点検整備記録簿の修理記録を確認する他、クルマの価格が下がるにもかかわらず「修復歴あり」と表示している中古車屋さんなら、修復することになった原因や、どの程度修復したのか、どの程度の影響が出そうなのかなど、質問すればわかっている範囲で教えてくれるはず。

詳細がわからないことも多いようですが、わからない場合は初心者は手を出さないほうが無難です。

そして、修復されるべき所がきちんと修復されているかも重要になります。

つまり、修理をした整備士さんの腕前が問題になるわけですが、これは初心者が判断するのはかなり難しいですよね。

目安としては、以下の確認点があります。

・実際に乗ってみて、ハンドルなどの操作性を見る
・どの程度の不具合が保証されるのか、どれくらいの期間保証されるのかの確認


程度にもよりますが、現在、特にトラブルが発生していなくても、修復歴ありのクルマは入念にメンテナンスをしなければいけない場合が多いので、修復歴なしのクルマに比べると維持費がかかる傾向にあります。

また、修復歴ありのクルマは査定時に安く判定されてしまうので、下取りするより乗りつぶすつもりで購入することになります。

クルマの乗り方そのものを左右してしまうお買い物となってしまうので、こうした特徴を十分納得して購入を検討する必要があります。

雹(ひょう)害車の場合

降雹(ひょう)被害に見舞われたクルマがこれに当たります。

2014年6月24日に東京三鷹市で発生した雹被害が記憶に新しいですよね。この時の雹の大きさは1~3cm程度でしたが、多いところでは10cm以上も積もったので、一面銀世界と化した街の様子がニュースで流れました。

雹の大きさ、落下してくる速度によっては、ボンネットや屋根に無数のヘコミを作ってしまうことがあります。

デントリペアという方法で、見た目もきれいに修理することができますが、屋根を構成するルーフパネルがへこんで修理したクルマは、わずかなへこみを修復しただけでも「修復歴あり」となってしまいます。

もちろん走行には影響が少ない修復なのに価格がお安くなっているので、こうしたことが気にならない人にとってはお買い得なクルマということになります。

近年、気象の変化で降雹被害が増えているとはいうものの、とてもレアなケースと言えます。


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