沈黙 SILENCE (1971) 監督 篠田正浩






ストーリー「映画データベース all cinema」




2016年 マーティン・スコセッシ監督が同名映画を製作。「おおお〜スコセッシが遠藤周作を!さすがクリスチャンやし〜」などとわくわくしながら公開を待っていたら、早稲田松竹で1971年公開・篠田正浩監督版が存在することを知り。しかも原作者本人が脚色してたなんて。






遠藤周作の世界―追悼保存版






学生時代に読んだ原作本を再読し、あらためてその内容のエゲツナさに慄然としつつ。同じ日本人同士が、宗教上の理由でかくも残酷になれるものかということ。戦争の構図が日常に、目の前に存在すること。宗教というものの美しさ(=信心する事の清らかさ)と表裏一体の残酷さ(=信心しないものを全否定し抹殺する)を目の当たりする胸糞の悪さ。





沈黙 (新潮文庫)






71年・本家版を鑑賞。数日後ハリウッド版を観て、そのスケール感の違い(おもに予算的なもの)に悔しい気になった。黒澤明「羅生門」でも有名で、篠田監督とのコラボも多い宮川一夫による撮影も、様々な工夫(鏡を使った鋭い光りなど)が逆に、当時の篠田監督の味でもある独立プロ製作感につながり、どうしてもチープに見えてしまう。





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スコセッシは25年間この企画を暖めていただけあって、執念のようなものがフィルムにみなぎっていて凄い。 だからと言って篠田正浩監督版を貶めることはしたくない。今観ればスケール感に違いはあるものの、原作が持つ不条理な世界観、もどかしさ、残酷さはしっかりと描けている。










早稲田松竹に貼ってあった当時のパンフレットによると、篠田版のラストシーンは原作にはないもの。篠田監督の奥様としても有名な岩下志麻が・・・。











岩下志麻―紫炎の幻ー映像に生きる女のいのち (1972年) (シネアルバム〈11〉)







このシーン、遠藤周作がカットを要求した事も書かれていました。それでも押し切った篠田監督のこれまた執念、解釈に敬意を表したいと思います。











日本・アメリカ、どちらも素晴らしい大作です。




2017年 1月17日
早稲田松竹
にて鑑賞




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外部サイト評




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