十三人の刺客 (1963) 監督 工藤栄一




ストーリー「映画データベース all cinema」


傑作だけど。

古い日本映画を観ていて一番ガッカリすることは「音声」。

録音・アフレコ・効果音。

詳しいことは分からないけど、フィルムの磁気テープのダイナミックレンジの容量的な問題なのか?簡素すぎて「スカスカ」に感じることが多くある。




鬼才 五社英雄の生涯 (文春新書)




チャンバラシーンで、人を斬る「効果音」を最初にしたのは、五社英雄がテレビ時代劇でだったというのは本で読んだことがある。

それほど遅れていたのか?

台詞が日本語なのに聞き取りづらいのは、録音マイクの性能か?

同時録音ができないからアフレコなのは分かるけど、あまりに口パクがずれていたりして興醒めすることもある。何なんだろうね?録音&効果音は、撮影・照明とかより下に見られていたのでは?などとも勘ぐってしまう。



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せめて空気感。ささやかな風の音とか入れられなかったのだろうか?

確かにカットが変わるたびに「ブツ!」「ブツ!」と音が鳴ったり、ドルビーデジタルが開発されるまでのフィルムが音声に弱かったのは、イチ観客として感じてはいたけど、でも古い洋画見てても、そんなに音声でガッカリすることはなかった気がするので。






この時代の東映チャンバラ映画に関しては、別稿でも繰り返し触れていますが、春日太一さんの名著「あかんやつら」に熱く語られています。早朝の霧の中、ロングショットで敵の人馬が現れてくる名シーンなんかの裏話も面白い。




あかんやつら 東映京都撮影所血風録 (文春文庫)




三池崇監督のリメイク版も観ました。こちらは音声完璧です。でも何かが違う。




十三人の刺客<Blu-ray>豪華版(特典DVD付2枚組)





バカ殿の差?
↓ オリジナル:菅貫太郎 リメイク:稲垣吾郎(SMAP)




いやいや、稲垣吾郎も良かった。

・・・モノクロの画面に漲る熱量というのかな?だって全部実写だし。CGで血しぶきは描けないわけで。でもって例えば「七人の侍」(1954)のような、世界が熱狂したお手本がすでにあるわけで、そこに対して同じ映画人としての挑戦状というのか、喧嘩売ってる感じ?とにかく熱いことは確か。






その「喧嘩」に勝ったか負けたかは、観る側の判断で。




2016年 9月23日
池袋・新文芸坐 にて鑑賞





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