私が棄てた女 (1969) 監督 浦山桐郎




ストーリー「映画データベース all cinema」


原作・遠藤周作。
「沈黙」とは違って、高度経済成長期の日本。イケイケのサラリーマン:河原崎長一郎とその妻:浅丘ルリ子と、河原崎が「棄てた」昔の女:小林トシエとの三角関係物語。

出世のため、上司の娘と結婚した河原崎。この映画に無理があるとすれば、浅丘ルリ子みたいな美女を出世のための道具とか、本当は愛していないだとか、おいおい河原崎!勘弁してくれよ〜








昔の女と再会してしまった河原崎。
ここも男のエゴだと思うが「俺が棄てたことによって、女の人生が狂った」と哀れみ、やがてまた肉体関係をむすんでしまったり。
小林トシエさんの存在そのものが、観ていてあわれみ120%全開で、やがて狂って堕ちていくその生き様もつらい、痛い映画でした。






監督・浦山桐郎は生涯、本当に寡作な方で、ポスターにあるように6年ぶりの新作だったわけ。6年前の長編は和泉雅子鮮烈のデビュー作 「非行少女(1963)」




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でその前が、監督デビュー作・吉永小百合主演「キューポラのある街 (1962)」




キューポラのある街 [DVD]




浦山監督はヒット作品街道を突っ走るような生き方を否定したのだろうか?これ割と当たっているかもしれない推測だと、勝手に思ってますが。
晩年、児童文学者・灰谷健次郎原作「太陽の子 てだのふあ (1980)」を脚本・監督した浦山桐郎。当時劇場で観て号泣した私としては、さらに研究していきたい人物であります。




太陽の子 [DVD]




おおお!研究本出てた!読まなきゃ!




映画に憑かれて 浦山桐郎―インタビュードキュメンタリー




監督 浦山桐郎 1930〜1985




2017年 3月22日
神田・神保町シアター にて鑑賞





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