オリオンの殺意より 情事の方程式 (1978) 監督 根岸吉太郎




国立近代美術館フィルムセンターで開催された

「監督・根岸吉太郎自選 日活ロマンポルノ」

「国立」でポルノという、何だか禁断な感じを味わいたくて。二日間通って4本鑑賞。


〜その1〜
「オリオンの殺意より 情事の方程式」 (1978) ちなみにこれが、根岸監督デビュー作




愛する母と離婚した父を恨む息子(青年)が主人公。
戸浦六宏(昭和の名バイプレーヤー)演じる父が、やらしエロく迎えた後妻とセックスに溺れる。だから青年は継母への思慕と同時に父への恨みを募らせ、やがて父親殺害計画を日記にしたためて・・・

↓ 戸浦六宏(とうら・ろっこう)別映画





継母役は、今も現役で演じておられる山口美也子。
↓ ヤフオクで見つけた本作のロビーカード写真。




 ▲ 当局の指導で割愛すまぬ!




継母は継母で、実は元恋人と不倫にいそしみ、それを青年が知ることになって、というサスペンスものでもある。

青年が悶々として(つまり継母を抱けず)街で知り合った女と女の部屋に行きます。がなかなかしてくれません。じらす場面が多い映画でした。女を演じるのは「桃尻娘」としても名高い亜子さん。

↓ 同年公開作


ピンクヒップガール 桃尻娘 [DVD]




原作もので、割と一般映画ぽい作りに感じました。ソフト化されてないようで残念。

にしても、ここは「国立」ほぼ満席の客席。年齢層は60〜70代がほとんど。男女割合は、男8強 対 女2弱くらいの比率か。加齢臭ただよう館内にこだまするあえぎ声。押し黙り、しーんと無音の観衆。

その体験こそ、シュール。


根岸監督は、このあと紹介したい1981年の 

女教師 汚れた放課後 と、 

狂った果実

を経て、同年に傑作 「遠雷」 を撮る。





2016年 3月 
京橋・国立近代美術館フィルムセンター にて鑑賞



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