清作の妻 (1965) 監督 増村保造




レビュー allcinema



増村保造 × 若尾文子 続けます。

ずっと「きよさく」と読んでましたが「せいさく」でした。「清作の妻」。

若くして老人の妾として囲われ、老人の死後、莫大な遺産を貰い村に帰った若尾文子は、貧しい村人から村八分を受けます。しかし若尾文子はそんじょそこらの女とは違って強い。

村社会に属することが当たり前。この映画が製作された時代感覚で言うと、全体主義的なものに彼女は平気で背を向けて生きます。








そこに村一番の優等生、田村高廣演じる清作が現れ、亡くなった若尾文子の母親の葬儀を、村八分とはいえ出してあげたことがキッカケで、二人は男女の仲に発展します。








二人は激しく愛し合います。しかし日露戦争が勃発。田村高廣「お国のために!」出征して名誉の負傷で帰還しますが、傷が癒えたので、また戦場へ向かおうとします。何せ村一番の優等生ですから「今度は散ってこい!」と壮行会が開かれます。








優等生の夫は村と繋がってますが、若尾文子は常に孤独でした。彼女には愛する清作しか見えません。そして手にした五寸釘。ポスターのキャッチコピーにあるように、えげつない行為に及びます。








若尾文子の鬼気迫る演技が素晴らしい。そして「ムラ」と「個」の関係が、戦争に巻き込まれていく時代背景とともに、胸の奥にずしりと落ちてくるような、深い映画でした。




2013年 10月
早稲田松竹にて鑑賞





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