大学の暴れん坊 (1959) 監督 古川卓巳





ストーリー(日活サイト)




まるで若大将シリーズみたいなタイトルだけど、これはトニーもの。

「トニー」とは赤木圭一郎の愛称で、当時人気だったトニー・カーチスに似ていたことからついたらしい。



↓ 上:トニー・カーチス。ほう言われてみれば確かに。 下:シドニー・ポワチエ


1958年映画パンフレット 手錠のままの脱獄 東京劇場の館名入り初版 スタンリー・クレイマー監督 トニー・カーチス シドニー・ポアチエ





大学対抗試合でトニーは尊敬する柔道部先輩・葉山良二の恋人・芦川いづみの兄を、一本背負いで派手に打ち負かします。これでいづみちゃんの兄は再起不能になり酒浸りに転落。さらに兄は内田良平演じるヤクザ(地上げ屋)の組織に囲われてしまいます。

いづみちゃんには優しい言葉をかけられたものの、トニーは先輩・葉山のことも思い自責の念に絶えません。葉山も柔道の大きな大会が近づくなかトニーに、道場以外での暴力の禁止を約束させます。つまりトニーはつい行き過ぎてしまう癖があるのです。









↑ ヒロインはいづみちゃんにあらず。

トニーは永遠の老け役:男・菅井きんこと佐野浅夫(当時34歳)演じる行きつけのカレー屋さんの娘・稲垣美穂子に好かれています。佐野浅夫も2階が空いているからここで住めとまで言います。がトニーは銀座のビル(実は地上げ屋ヤクザが経営する秘密ギャンブル組織あり)の住み込み夜警アルバイトを始めてしまいます。











↑ そのビルの屋上から見える景色に稲垣さん感動。高層ビルで遮られていない素の東京タワー見られます。


ついに内田良平らは、佐野のカレー屋含む周辺を乱暴・恐喝して地上げ活動開始。止めに入ったトニーも約束を守って殴られるまま。先輩・葉山は弁護士でもあり、地上げ反対運動の先鋒だったことからいづみちゃんが監禁されてしまいます。

大事な大会の前日、合宿先からトニーと葉山が悪の組織に向かいます。トニーがこう言います。


 トニー「先輩!暴れていいですか?」


言わずもがな。あとは勧善懲悪めでたしめでたし。












赤木圭一郎 1959(昭和34)年デビュー。同年9月公開の「素ッ裸の年齢」監督・鈴木清順で初主演し、石原裕次郎との共演作「清水の暴れん坊」をはさんで、11月公開のこれが、主演2作目となります。





翌年の 「邪魔者は消せ」 の稿でも書いたとおり、デビューわずか3年あまりの急逝。スクリーンからほとばしるような熱気というか生気が感じられますが、なんかどっか影があるような。












もし、その後の人生があったなら、どんな俳優になったのだろうか?色々想像してみたくなります。





2017年 10月3日
神田・神保町シアター にて鑑賞





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21歳。・・・。


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