誘拐 (1962) 監督 田中徳三





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昭和37年2月4日公開の作品。

この時代「誘拐」と言えば、と検索して確認。昭和を震撼させた 「吉展ちゃん誘拐殺人事件」 が起きたのは映画公開のほぼ一年後の3月31日。

2年後に逮捕された犯人は、3月1日に公開された黒澤明「天国と地獄」の予告編を見て犯行を計画したと供述。つまり、この「誘拐」が実際の犯行の引き金にはなっていないとはいえ同時代。何か引き寄せたものがあったかもしれないと感じる。







ある誘拐殺人事件の裁判のシーンから映画は始まります。その裁判を傍聴する謎の男のモノローグが入り、謎の男が裁判から分かる犯行計画の杜撰さや、犯人のミスを学習しています。つまりこの男は裁判所に通い詰めて、自ら別の誘拐事件の完全犯罪を目論むということ。








主演は弁護士役の宇津井健(上写真左)。どこかにも書きましたが、この人なんかのろい(笑)。

私が子ども時代「ザ・ガードマン」という人気テレビシリーズの主演で、今思えば「ガードマン」なので拳銃ぶっ放したり、悪人を逮捕する権限なんてないことが分かるのですが、子ども心に簡単に犯人取り逃がしたり、飛び道具なかったりでやきもき・イライラして見てた記憶が強くあり。

何十年も経った今、「ザ・ガードマン」以前の宇津井健さんを観て、「いや、やっぱりこの人かなりゆるいぞ」と思った次第。だって演技大根すよ(宇津井さんっ申し訳ない!)





ザ・ガードマン東京警備指令1965年版VOL.6 [DVD]





もうひとつ。この映画で初めて!役者・川崎敬三を観ました。




↓ 翌年主演作(左・川崎敬三)


黒の札束 [ 川崎敬三 ]






私的・子ども〜少年時代の川崎敬三さんは、テレビのワイドショー司会者として記憶に残ってます。今で言うミヤネヤみたいな。でもっともっとグロテスクな報道に、怒ったり涙したりしてました。そうそう、分かる人も少なくなってきたと思いますが、漫才コンビ「ザ・ぼんち」大ヒット曲のネタでもあります。






恋のぼんちシート




↑ 作詞作曲:近田晴夫 編曲&演奏:鈴木慶一・ムーンライダース(←驚き・知らなかった)なんとオリコン初登場2位、80万枚売れました! 現在、レコード ¥250で。




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この映画「誘拐」

終盤、「あ!やっぱおまえか犯人は?」と決定的に分かるダメ芝居が出るまでは、割合良い感じのサスペンスで面白かったです。ネタ割れてからがくどくて、ラストは弁護士なのになぜか探偵みたく関わってきた宇津井健が犯人を糾弾する芝居に「おいおい」と。だからついガードマン(弁護士ですが)のくせに刑事みたく振る舞って、ほら結局法的拘束力とかないから、犯人笑って去ってるや〜ん(と突っ込む)。

犯人がこのあとどうなったのかは、ソフト化されてないので動画配信か上映機会あれば是非。




2017年 9月29日
シネマヴェーラ渋谷 にて観賞




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レビュー読んで反省。宇津井健さん凄い!


克己心(こっきしん)

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