絞死刑 (1968) 監督 大島渚






↑ 予告編、大島渚(当時36歳)みずから語る。首に荒縄巻いて。



映画 「絞死刑」 予告編


良いレビュー(ネタバレ)









実際にあった 小松川事件(1958) を題材に、犯人である在日朝鮮人への差別、冤罪の可能性、死刑制度の是非を鋭く突くブラックコメディ。

当時たくさんの人が、死刑判決を受けた実際の容疑者への嘆願活動を行ってました。そしてその論議の最中、法務省は判決からわずか2年数ヶ月後に刑を執行。たぶん大島渚のこと、そうゆうお役所や国家、体制への猛烈なる反発心をもって撮りあげたのでしょう。









数年前、東京拘置所内にある死刑設備が限られた報道陣に公開されました。見る限り寸法的なものなど、1968年の映画とあまり変わらない気がしました。映画でも冒頭で、細かく部屋の案内〜執行まで見せてくれます。









映画では死刑執行が済んだのに、死刑囚が死にません。しかもショックで記憶が飛びました。ここで法律に生きる役人たちが大慌て。「心身喪失の者には死刑を執行できない」ので、死刑囚の犯罪を寸劇で再現したりしながら、どうにかして死刑囚の記憶を呼び戻そうとします。すなわち「犯罪者にきちんと戻さないと、殺せないのです」。










まあその寸劇や演説やなんかが、ほぼ刑場のみの密室劇で、アングラ芝居みたく、正直今の感覚で付いて行くにはしんどかったというのはありましたが、その着想といい、役者たちのエネルギーといい、常識をぶち壊そうとするかのような熱い魂は伝わってきます。





↓ 確かに。常に怒ってましたね。


君たちはなぜ、怒らないのか 父・大島渚と50の言葉






こんな監督、もう出ないだろうな。今なら発言するたびに、炎上とかだろうねきっと。




2008年のある日
京橋・国立近代美術館フィルムセンター にて鑑賞





Amazon プライムで見る!(この文字クリックして検索!)



是非!


絞死刑 [DVD]





大島渚 1 - 飼育/忍者武芸帳/絞死刑 [DVD]
Japan Movie