遠雷 (1981) 監督 根岸吉太郎






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立松和平 さん(純朴で温厚そうなテレビリポーターとしての記憶)の原作映画。↑ Wikiで調べてみたら結構色々やらかしてる過去面白く。



立松和平さん






それはさておき、映画の舞台は立松さんの故郷でもあり、小説家として作品を発表したのちも、数年間市役所に勤めていたという栃木県・宇都宮市。映画の冒頭に映る巨大新興団地(高層マンションと呼ぶべきか?)に見下ろされるようにあるトマト栽培のビニールハウス。そこで働く、若くギラギラした栃木弁丸だしの青年・永島敏行(当時25歳)が主人公。


永島敏行。これより4年(20作品)前、これでデビュー(ドカベンくん上のピッチャー役)。


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永島敏行はケーシー高峰演じるダメ父親(浮気して市内失踪中)に代わって農業の道に専念します。とはいえ若い盛り。友人のジョニー大倉(若く見えるが当時29歳)とつるんで、まあ成り行きでスナックのママ(人妻)演じる 横山リエ(70年代を中心に脱げる女優として活躍。当時33歳)をビニールハウスの中に連れ込んで藁敷いてエッチしたり。












そのあと、永島敏行お見合いします。農家の嫁という条件に躊躇する今どき娘演じる石田えり(当時21歳)♡。










↑ 1980〜81年の「ウルトラマン80」でほぼデビューした石田えりさん。見てこのはちきれそうな胸っ。10代半ばだった私、たまらなかった記憶。オンエアが終わった同じ年にこの「遠雷」公開。脱ぎました!

お見合い仲人の常套句「あとは若い者ん同士で・・・」と促されるまま永島敏行、石田えりを助手席に乗せてドライブ。でそのままモーテルへ。石田えり憤慨するも「結婚」を条件に結ばれます。いや、そういう建前を一応出しておかないと、というもっともなプライド。










で、いつものようにネタバレしたくないです。この映画、もの凄く味わいがある青春映画。若者〜大人の入口周辺を、決して彷徨っているわけではなく、ただし大いに右往左往しつつ「生きる」しかない男女の性(さが)が、素晴らしく丹念に織り込まれているように感じました。

監督は根岸吉太郎。ここでもすでに紹介したようにピンク映画出身。

「オリオンの殺意より 情事の方程式 (1978)」 でデビューしてから 6本目のピンク 「女教師 汚れた放課後 (1981)」 が1月公開。 「狂った果実 (1981)」  が4月公開。 で、この「遠雷」が同1981年の10月公開。で「遠雷」は一般映画で、監督は翌年6月公開の 「キャバレー日記 (1982)」 で最後のピンク映画有終の美を飾ってた。なんてところが凄すぎ。






トラブル・メーカー







↑ 永島敏行の親友(ダチ)を演じる ジョニー大倉 が映画終盤で魅せる長芝居が素晴らしい。矢沢永吉さんと活動したバンド キャロル が解散したのが1975年。それから役者業に入っていった彼。在日二世だったこともカミングアウトしての活動、色んな葛藤があったはず。時を経てガンで亡くなられた今、その葛藤がこの映画の演技で予告されているような、そんな気がするのは私だけだろうか?

是非、見て下さい。じわじわ来ます。





2016年 3月16日
京橋・国立近代美術館フィルムセンター にて鑑賞




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石田えり写真集、3連発! 

1984年


石田えり写真集―勝手に、too late (1984年)




1993年


罪(immorale)―石田えり写真集 (FRIDAY DELUXE)




2017年


石田えり写真集 56





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