怪獣総進撃 (1968) 監督 本多猪四郎








ストーリー「映画データベース all cinema」




ゴジラ続けます。

↑ レビューを読んでると「怪獣オンパレード最高!」と萌えるオタク様と「ストーリーが冗長で退屈」と冷静な声でまっぷたつ。確かに子どもだましな狙いはあれど、そこここに大の大人たちが結集して取り組んだ「娯楽」へのノリ、熱気は感じられました。












もはや 1954年版・オリジナル「ゴジラ」 が含んだ「戦後時代感」みたいなメッセージとか警鐘はなく。ただただおなじみの怪獣たちが総出演というヤツ。

と、さらっとスルーしてもいい感じの一作ですが、実は偶然これを観賞する前に、こんな本を読んでしまったのでこりゃ凄い、大変だわと。






光線を描き続けてきた男飯塚定雄 [ いいづかさだお ]







何が言いたいのか、って?。

例えばキングギドラ。首が三つあります。撮影の際は首がひとつずつピアノ線かなんかで操作されて、特有の動きをします。ただそれだけなら頑張って撮影してそれでオッケー。が、ヤツは炎というか口から火を吐きます。しかも三つの首がそれぞれに。






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今の時代なら、口から出る火は撮影後CG処理です。撮影で首さえちゃんと撮影していれば(もとい、今やすべてがCGで出来るのですが)自在に可能です。

1968(昭和43)年当時の、てか「ゴジラ」デビュー以来の口から炎とかウルトラマンの手からビームとか、転送!って光りがぐるぐるしたりとか光線銃とか・・・実は撮影後、ひとコマひとコマ、手描きだったんです。




この人、飯塚定雄さん。


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今ならデジタルでコンピューターで、というのが当たり前だしそうでしか考えられないけど、彼らは、先達たちは、フィルムのひとコマひとコマに敢然と立ち向かって、リアルを追求したということ。

映っている怪獣の立体感にそぐわせるように、幾重にも光線の具合を調整したり。今こうして考えて想像しても気が遠くなるくらいな作業の連続だったハズ。しかも映画量産時代、タイトなスケジュールだったろうし。







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飯塚定雄。人間国宝だと、私は推しますけど。


ウルトラマンをつくったひとたち






2016年 5月29日
神田・神保町シアター にて観賞




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「光線」の職人技を是非!


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