大冒険 (1965) 監督 古澤憲吾






ストーリー「映画データベース all cinema」



クレージーキャッツ結成10周年記念映画。渡辺プロ+東宝の大作です。何が大作かと言うと、円谷英二が特技監督を務めてて、特に後半は怪獣映画(怪獣は出てきませんが)かこれは〜みたくスペクタクルあり。

この映画が公開された時代は、ショーンコネリーの007が闊歩していた頃。しかも丹波哲郎・浜美枝らが競演する「007は二度死ぬ」の大掛かりな日本ロケは、前年・1964年に行われていたそうです。だからまさか007と対抗するつもりはないにしても、日本が誇る円谷英二の特撮含め、結構金かかってますよこれ。











いわゆる「クレージーもの」を多く見てきたわけではないので偉そうなことは言えませんが、観ていて一番感心するのは、やっぱり植木等の存在。





植木等(1926〜2007)







ひとつの台詞がある。それを彼が言い、彼が表情を作り、彼の肉体・存在感で画面に焼き付ける。植木等だからこその音程・間合い・リズム・立ち位置・目線・・・・。他の誰にも真似ができない独特な味わい。

神田・神保町シアター で開催された「植木等と渡辺プロダクションの映画」特集上映で観賞しましたが、これを観る前に、クレージー映画を多く手掛けた同じ古澤憲吾監督の、同じようなしかし「植木等が出ていない」作品 「西の王将 東の大将 (1964) 」 を観たばかりだったので、改めて「植木等」のもの凄さが分かった気がしました。








植木等伝説(DVD付)







もの凄いのは、全然もの凄くなく「植木等」を演じ存在しているから。カラッと高笑い飄々と身のこなし、茶化しているようで実は達観しているような。さすが父の影響で幼少時〜僧侶になるべく修行したこともあったからかもしれません。

他のクレージーキャッツのメンバーとのバランスも良い。植木等だからと言って決して出しゃばらないというか、お高くとまった感じが一切しない。つまり「スタア」感を見せつけず、まがうこと無く「スタア」て感じ。









だから先にレビューした 「西の王将 東の大将 (1964) 」 はこれと同じ監督作品で同じノリの台本なのに、ハマるべき植木等が演じないので、同じようなハズだったハイテンションもドタバタもすべて(少なくとも私にとって)空回りしていたと。こっちを観てつくづく感じた次第。







植木等のゴクラク映画ボックス(5枚組) [DVD]






・・・映画の出来はというと、言わせてもらえればやたら逃げる、追いかける、そんなシーンが多く。それがドタバタ映画の基本だ〜みたいなのがちょっと辛かったかな。 後半とんでもない展開になっていきますが、大の大人たちがよってたかってこんなくだらないことに夢中になっているって。いやあシアワセ万歳!ですね。そうか、おれはこんな年に生まれたんだ・・・。




2017年 11月3日
神田・神保町シアター にて観賞






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音楽も愉快!


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