座頭市血笑旅 (1964) 監督 三隅研二







ストーリーほか作品情報: wikipedia





「子連れ狼」風ロードムービーの傑作。

冒頭、乳飲み子を抱える女が行き倒れております。珍しく籠に乗って通りかかった座頭市、訳を聞くと女は夫の借金返済のため奉公に出され、そこで夫との子どもを出産、借金返済したのち夫のもとへと帰る途中とか。座頭市、体を大事にと女に籠を譲ります。

数時間後、歩いていた市さんギョッとします。女に譲った籠が襲われていたのです。あわれ女は絶命し、傍らには泣き叫ぶ赤ん坊。座頭市の命を狙った奴らの仕業です。市さん責任を感じます。そして赤ん坊を抱き上げ、女の代わりに女の夫のもとへと向かいます。









そう。つまり「めくら」です。(あ、ちなみに「めくら」。こうゆう正しい考察があったので、興味がある方はどうぞ → 通信用語の基礎知識「めくら」 

めくらの座頭市なので、おしめを替えたりするのも手探りで。その様がとても愉快で微笑ましく。途中さらに命を狙われたり、高千穂ひづる演じる女スリ師を助けたおかげで子育て手伝ってもらったりして、ようやく赤ん坊の父親・金子信雄のもとへと辿り着きました。










はい。ダメですよね、アカンの分かり切ってますよね金子信雄(写真左)が父親だなんて(笑)。案の定、金子信雄は赤ん坊なんて知らないの一点張り。要は妻を厄介払いして自分は豪商の女に取り入っていたというから、やっぱり相当〜金子信雄だったわけです。さらに自分の妻を殺した連中と組んで、お尋ね者の座頭市を殺して賞金を手に入れようとするからズバリ金子信雄!






晩年は料理番組で善人でしたね。


【中古】 続・金子信雄の楽しい夕食 食べ上手・作り上手が教える四季のおいしいお惣菜 / 金子 信雄 / 実業之日本社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】






座頭市、加藤嘉(かとう・よし)演じる和尚さんに、赤ん坊を育てることを宣言します。子連れ狼状態で情が湧いたんでしょう。しかし加藤嘉が静かに鋭くたしなめます。「おまえみたいなヤクザものに育てられたら赤ん坊の未来はない」と。座頭市ムッとして、しかし少しずつ少しずつその言葉を噛み締めていきます。このシーンが切なくて良かったです。加藤嘉って出る映画、出番が少ないのに妙に存在感があって大好き。加藤嘉が言うから、座頭市の葛藤が痛いほど伝わってくる。





加藤嘉(1913−1988)






加藤嘉、「飢餓海峡 (1965)」 が翌年の出演。これもそうだった、左幸子の父親役でわずかな出番に、加藤嘉でなければ成立しないでしょ!て感じの存在感。





生涯4度の結婚歴。女優・山田五十鈴さんとは3回目に3年ほど続いたそうです。4番目の奥様が書かれた本 ↓


トランクいっぱいの恋文






「座頭市」を語れるほどの本数は観ておりませんが、アクションより人情味がより溢れた一本でした。





座頭市―勝新太郎全体論





2016年 2月 2日
京橋・国立近代美術館フィルムセンター にて観賞






Amazon プライムの動画配信で見る!(この文字クリックして検索!)





買って見る!


座頭市血笑旅 [DVD]




BOXで!


座頭市全集 DVD-BOX 巻之弐




フィギュアで!


時代劇シリーズ 座頭市 勝新太郎 フィギュア




♪ まくるまくるって・・・


【勝新歌大箱】 歌いまくりまくりまくる勝新太郎


Japan Movie