二等兵物語 女と兵隊 蚤と兵隊 (1955) 監督 福田晴一





ストーリー「映画データベース all cinema」



戦後ちょうど20年、1965(昭和40)年生まれの私が、その第二次大戦すなわち日本が体験した「戦争」というものの一面を、ある意味リアルに(と言えば語弊があるが)子ども心に「なんて理不尽で歯がゆいものか」と認識した出来事は、テレビドラマからでした。


1973〜77年にかけて(そんなに長くだったっけ!?)大阪・関西テレビで放送された連続テレビドラマ、原作・花登筐(はなと・こばこ)主演・西郷輝彦「どてらい男(やつ)」、何と最高視聴率35%!。





どてらい男(やつ) (MEG-CD)





実在する大阪商人の立身出世物語で、戦前〜戦中〜戦後にかけて、困難に立ち向かいながら頑張る西郷輝彦の姿に、テレビの前で家族一同夢中になって見ておりました。 ↑ この主題歌レコードも、番組内でプレゼント告知があり、ハガキ書いて投函した記憶もあります(恥ずい)。





「よ〜し!やったるわい〜!」が口癖だったような(ポジティブ!)西郷輝彦さん(当時)。






何が強烈だったかと言うと、西郷さん演じる山下が兵隊に取られてからのエピソード。二等兵としてお国のためにと頑張る山下に対して、藤岡重慶演じる鬼軍曹・坂田がいびり倒すわけです。そのパワハラなんてもんじゃないレベルのいじめ・しごきに、山下耐えて耐えて・・・でそれらを乗り越えた時の爽快感は、詳しいストーリーを憶えてなくとも記憶に残ってる感じ。





子ども心に憎たらしかった〜藤岡重慶さん(1933−1991)アニメ「あしたのジョー」の丹下段平の声でも有名。






坂田軍曹が粘っこいダミ声で山下を呼ぶ声、

「やぁましたぁ〜!!!」今でも相当うまく真似できます(笑)。






数年前に関西テレビがこんなことをやってます。 「どてらい男(やつ)」捜索プロジェクト いやあほんま見られるものなら見てみたいですほんとに。











で、今回、伴淳三郎&花菱アチャコの「二等兵物語 」を観て、真っ先に「どてらい男(やつ)」を思い出したということ。つまり戦時下における軍隊内部でのヒエラルキー(階級)差によるいじめ、しごき、理不尽極まりない縦社会・村根性というか、いやいやいつの世も、隣近所に学校や部活でも、当然派生する形の人間関係の歪み。

なので「どてらい男(やつ)」の戦時中エピソードの原型としてこの映画があったわけで、映画は大ヒットしたらしく(だって戦後10年後で多くの人に同じような記憶が残っていたことも強いはず)「二等兵物語」はシリーズ化されたそうです。





伴淳三郎(1908−1981)






もちろん喜劇ですから、伴淳三郎&アチャコさんの仕草や台詞廻しも微笑ましいのですが、アチャコの息子を演じる子役がなかなか泣かせる名芝居でよかったり、のちに映画監督・蔵原惟繕(くらはら・これよし←いつも読みに悩む)の妻になるヒロイン・宮城野由美子の表情が印象的でした。





花菱アチャコ(写真左:1897−1974)「エンタツ・アチャコ」のコンビ漫才師であったことも忘れられていくのか?私の世代でもギリギリ外れてるしほんとはね。






今回 ↓ こんな形で上映してくれなければ、絶対観られなかったはず。ほんと感謝!






2017年 11月7日
ラピュタ阿佐ヶ谷 にて観賞





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