B.G物語 易入門 (1962) 監督 富本壮吉







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昭和37年、カッパブックスのベストセラー「易入門」。作者の 黄 小娥(こう・しょうが) さんは中国人と思いきや、謎めいた日本人らしく。 映画鑑賞後、Wikipedia で調べてへえ〜(結構びっくり)と。

そんな売れている占い本をそのまんま映画の現実に取り入れて(今でいうタイアップ?)ある会社のOLさんたちが「易(占い)」にハマって結婚・恋愛の行く先に右往左往する物語。

そもそも、OL(オフィス・レディー)を当時はBG(ビジネス・ガール)と呼んでいたこと、初めて知った昭和40年生まれなのに私。











占い(映画ではそう言わない「易(えき)」です)のやり方が面白い。6枚の10円玉を合わせた手のひらの中でシャッフルしてテーブルに一枚ずつ並べます。出たコインの表裏の順番で「易学」でいうところの何かにあたり、その項目を読み上げるというもの。





↓ 映画でも映っていた乱数表みたいなページ。







自分で自分を占えるのだが、何故か主演女優の万里昌代がやればよく当たるということで(申し訳ないがあんまり可愛くない)他の3人のBGたちが万里のもとへ通い、最終的には赴任したイケメン・プリケツ課長・田宮二郎(当時27歳)の気を惹くために競い合います。だから万里さんの出番少なく。それを補填しようとしたのか?ラストは田宮さんと濃厚なキスで「終」。












コメディとして笑えるしテンポも良し。でも何と言っても時代が垣間見えるのが嬉しい。昭和37年、高度経済成長をひた走る日本、会社員たちの姿、社員食堂、ダイアル式電話にお昼休みは屋上でバレー。車に弱いので車種は分からないけど、走る車は今で言うクラシックカーばかり。






↓ 昭和37年の広告







↓ 同・池袋








↓ 映画で使われていた本。Amazonで買えます。


易入門―自分で自分の運命を開く法 (1961年) (カッパ・ブックス)







↓ なんと2004年に新装版が出てました!


黄小娥の易入門








↓ 謎多い原作者・黄 小娥さん








2017年 11月20日
シネマヴェーラ渋谷 にて観賞








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田宮二郎さんに関する考察は 「夜の勲章 (1965) 」監督 村野鉄太郎 へ。






田宮二郎、壮絶!―いざ帰りなん、映画黄金の刻へ






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