くちづけ (1957) 監督 増村保造










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名監督の処女作続けます。

増村保造 (1924-1986) 山梨出身。東京大学法学部卒(同級生に三島由紀夫)。1947年、大映に助監督として入社したのち、東大文学部哲学科に再入学。さらになんとイタリアに留学し、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティらに学ぶ。帰国後、溝口健二や市川崑の助監督を務める(以上、Wikipediaより)。・・・マジですか絶句。なんて凄い努力とキャリア。







映画監督 増村保造の世界〈上〉“映像のマエストロ”映画との格闘の記録1947‐1986 (ワイズ出版映画文庫)













この3年後結婚して夫婦になったイケメン川口浩(当時21歳)と野添ひとみ(当時20歳)のピチピチすぎる魅力満載なんですが、決してベタな青春映画にならないところが良かった。確かに御都合主義な展開はあります。でもでも、当時の男女の距離感みたいなものが垣間みられるようで良かった。












川口浩は偶然出会った野添ひとみに「返さなくてもいい」とお金を渡して去って行きます。ひとみちゃん、確かにお金には困ってますが、そんなことされたくないし、せめて名前と住所をと縋りますが、浩くんクールにすかしてあげく「海に行こう」と、友人のバイクを借りて彼女を乗せて突っ走ります。「どうして私に親切にしてくれるの?」と聞かれてもロクな返事を返さず。本当はひと目惚れで、だけどいつまでたってもそれを明かさず、お金のために悪い男に犯されそうなところを助けても言わず。なきじゃくって追いかける野添ひとみを川口浩最後の最後でひしと抱きしめ、接吻。そのじらし方、持って行き方、高まりたるやたまらんです。






↓ 川口家の人々(広告)。



左から母・名女優の三益愛子、初孫、川口浩、父で大人気作家で大映専務の川口松太郎、野添ひとみ。

そうなんです。この映画は父が原作、息子とその嫁が主演、母が浩の母親役で共演。なんとザ・川口家映画だったんです。

となると、えてして下世話な匂いがしないでもないのですが、そこは増村保造。イタリア修行が利いていると思います。川口浩が無言でバイクで突っ走るシーンなんか、同時期のフランス・ヌーヴェルバーグ調みたいな乾いた格好よさ。






ひとみさん、やっぱ本出してました。


浩さん、がんばったね







必見です!。

茅ヶ崎で泳ぎ、その後水着姿のままローラースケートに興ずるお二人の「ハダカの触れ合い」のプチエロさたまりません。野添ひとみの日本人離れしたプロポーションも。すでにお二人とも鬼籍ですが、こうしてフィルムに焼き付いて残る若さ、美しさ、それを今新鮮に見ることができる幸せ。この発掘!日本映画サイトを開設した慶びここに至る感じ。

















2018年 1月12日
角川シネマ 「大映女優祭」にて観賞











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