経営学入門 ネオン太平記 (1968) 監督 磯見忠彦







ストーリー(日活サイト)




キャバレー映画を続けます。

「競輪上人行状記 (1963)」 監督 西村昭五郎 でも大活躍した小沢昭一が主人公・キャバレーの支配人を演じます 「強虫女と弱虫男 (1968) 」監督 新藤兼人 では怪優・戸浦六宏(とうら・ろっこう)がサディスティックでスマートな支配人を演じておりましたが、こちらも怪優ぶりではひけを取らない小沢昭一、舞台は大阪ですから大阪弁バリバリでホステスたちを叱咤激励しています。






キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜







「ええか?アルサロはクラブとちゃう!素人臭いのがええんや!男はみんな盛りの付いた犬や!」(記憶の台詞)ホステスたちに大阪人らしく時に笑いを交えて訓示します。小沢昭一熱血です、水商売に命懸けな感じ。だから園佳也子演じる妻がセックスを求めても「疲れてるんや」と受け付けません。で、ホステスに手をつけてしまうことになります。それでも基本は仕事バカです。支店拡張に奔走し、反対する婦人会の奥様たちとテレビ討論で激論したりします。





↓ プレスシート




「南ベトベト作戦」って・・・どのコピーも(女権侵害・男尊女卑)今じゃあり得ない。






時代は高度経済成長期の最後のほう。2年後1970年に大阪万博を控えているから浪花の街は活気あったでしょう(私大阪出身、3歳でしたから記憶ありません〜)。小沢昭一、大事にしていたボーイの男に裏切られ強盗に入られても、暴力団に放火されてもひるみません。「男を元気にしないと日本経済は成り立ちません!」とばかり、今で言う「フーゾク」はあってしかるべき職業で商売だと、確固たる信念をもっているからです。





↓ キャバレーはキャバレーでも。そう言えば日本人って、うまいこと我流にするなあ〜と。


CABARET... AND ALL THAT JAZZ - THE LIZA MINNELLI ANTHOLOGY








テレビ討論はYTV(大阪・讀賣テレビ)のスタジオで撮影。キャバレー推進派と反対派(PTA奥様たち)が分かれ、ハンドマイクで両者の言い分を聞く司会者の役で野坂昭如さんが出てました。





↓ 読んでみたい。


うそつき: 夫・野坂昭如との53年






他、冒頭でキャバレーに入っていくサラリーマンの役で、のちの人間国宝・上方落語界の頂点(大好きでした!)桂米朝(かつら・べいちょう)さんと、「日本沈没」などで有名なSF小説家・小松左京さんが若々しい姿で出演されてました。






桂米朝(1925-2015)↓ 特におススメはこれ!「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)


特選!! 米朝 落語全集 第十五集





へ〜こんなのあった。小松左京(1931-2011)


小松左京の怖いはなし ホラーコミック短編集(2)『骨』 呪みちる (全力コミック)






他に渥美清が着物姿でオカマバーのホステス役で、三國連太郎がホステスに逃げられる客の役で、関東の人はあまりご存じないか?若かりし「かしまし娘」も出てました。





キャバレーの企画「双子美人のどっちが姉か?」を開催中に、「うちら三つ子やけど出てもええか?」てそんな強引な・・・。


コロムビア盤かしまし娘








さらにこの映画、脚本が巨匠・今村昌平で、 「競輪上人行状記 (1963)」 も今村監督のシナリオで、西村昭五郎と今作の磯見忠彦がそれぞれで監督デビューをしたわけです。映画のラストは、何とかキャバレーにお客を呼び込もうと、ホステスさんたちに水着姿でマラソンさせます。小沢昭一、笛吹いてハッパかけて、リアルな通行人たちがニヤニヤ見物してて、もう何だかよ〜わからんけど勢いだけでガーっ!と「終」までいく感じの、まさに今村組のエロとサービス精神たっぷりな、エネルギー溢れる映画でした。











2018年 2月1日
ラピュタ阿佐ヶ谷 
”歳末新春特選 コメディ天国 it's 笑 Time” にて観賞







ソフト化して欲しい〜!







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