朱雀門 (1957) 監督 森 一生






ストーリー「映画データベース all cinema」




雅(みやび)なメロドラマ。

皇女・和宮(かずのみや)の悲恋を描いたもので、様々なサイトで取り上げられているとおり、諸説あるなか映画的にかなり脚色された物語だと思います。



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若尾文子(当時24歳)演じる和宮には、婚約者の市川雷蔵(当時26歳)演じる有栖川熾仁がいました。皇室の女性は同じ貴族と結婚するのが当然で、しかもこの二人はラブラブだったので、あとは婚儀の日を待つだけだったのに、江戸幕府が「公武合体」(公=朝廷と武=幕府を融和させること)を盾にして、和宮を将軍家に降嫁(こうか)させて欲しいと願い出ます。すなわち政略結婚です。時の天皇・孝明さんは、江戸幕府は朝廷に許しなく勝手に日米修好通商条約を結んで怒っておりましたが、この結婚の成立を条件に幕府は「攘夷(じょうい)」(い・夷=外国すなわち敵を、じょう・攘=伐つ・振り払う)を約束したので和宮を説得します。





美しい!







歌を詠んだりまさに雅な日常を送る和宮には幼なじみのような侍女・山本富士子(当時26歳)がいて、富士子さんは常に和宮の歌の才能や美貌を誉め称えてそれも日常で、でも時おり訪ねてくる和宮の婚約者・有栖川のことが実は大好きだったりするわけです。で、和宮が婚約を破棄され意に反した結婚(皇室の女性が、武家に嫁ぐなんて屈辱的でもあるわけで)を決められ泣きそびれた姿に自分のことのように傷心した富士子さんは和宮が詠んだ哀切の歌を握り有栖川のもとへダッシュで向かい、有栖川に飛びつくように抱きついてこう言います(記憶の台詞)。

「この胸の高鳴りがお分かりになりますか?この高鳴りこそ和宮様のあなた様への想いでございます!和宮様の手を取ってお逃げあそばれませ!」






富士子さん♡







有栖川、宿を押さえて和宮に伝言を送り、和宮も家出みたくしますが見つかって残念、二人の恋は引き裂かれます。で、富士子さんの父親らの策略もあって、富士子さんが有栖川と結ばれ、それを知らされた和宮は将軍・家茂(いえしげじゃないよ、いえもち)の嫁になるべく江戸へ降りたのです。悲しい〜。富士子さんも「有栖川は本当は和宮を生涯忘れないほど愛している」気持ちを知りながら、有栖川に仕えていくのです。






らいちゃん。








他のサイトで調べても分かるとおり、嫌々ながら将軍家に嫁いだ和宮でしたが、この将軍・家茂がなかなかナイスガイだったらしく、二人の関係は良かったそうです。将軍とか武士とか言えどもこの時代、公家ぽい育ちっぷりだったらしく、それも影響したんだと思います。しかし家茂はわずか20歳で病没。数年後、明治維新で幕府が攻められるころ、(この映画では)和宮が病に臥せり息も絶え絶え、しかも反政府軍の大将は有栖川。有栖川、和宮を訪ね肌身離さず持っていた歌を見せて永遠の愛は不変だったことを知らせて和宮は死ぬ。ネタバレ御免。セットも衣装も豪華絢爛、宮川一夫のキャメラも素晴らしい大メロドラマ、ごっつあんでした。

2018年の元日、「STARWARS最後のジェダイ」を(一応世代として義務的に)観たのち、これ。元日らしいと言えば(着物に雅に)そんな感じで、角川さんおおきに!って感じでした。








2018年 1月1日
角川シネマ ”大映女優祭”にて観賞










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