あこがれ (1966) 監督 恩地日出夫






ストーリー&レビュー「映画データベース all cinema」




何かと奔放に芸能界をお騒がせする喜多嶋舞さん。そのお母様・内藤洋子(当時16歳)の初主演作品。東宝が全社を挙げてアイドル女優として売り出した感じで、清廉潔白に、この年映画デビューしたばかりの田村三兄弟のしんがり田村亮(当時20歳)と手も繋がなければキスなんてとんでもない!だからふたり額に汗して浜辺を走ります♡。文部省推薦みたいな清潔感、とはいえ単なるアイドル映画としてバカにしてたらあきません。これがこれが脚本・山田太一の手によるところなのでしょう、人間ドラマとしてとても見応えがありました。










ともに施設で育った内藤洋子と田村亮。今は離ればなれとなり、洋子ちゃんは全国の飯場を渡り歩く父・小沢昭一に連れられてその時々の土地で働いています。田村亮は神奈川・平塚駅前にある大きな陶器店の養子として育てられ、そろそろ結婚して陶器店も継がせたいと養父母が考えております。そこへ小沢昭一の現場の関係で洋子ちゃんが平塚で働くことになり二人は再会、二人は思い出の施設を訪ねて恩師・新珠三千代先生にご挨拶。すっかり年頃になった男女の姿にピンと来た新珠三千代、さり気なく洋子ちゃんにクギを刺します。「田村亮と恋に落ちたらだめよ」と。





左:新珠三千代(当時36歳)






すなわち繁盛する陶器店の跡継ぎとして期待され育てられた田村亮には、それに相応しい良縁が絶対でという考え方です。つまり同じ施設育ち同士が結ばれるなんてあり得ないということ。だから若い二人は互いに惹かれ合いつつ絆を感じつつも、洋子ちゃんのほうが先生の教えを守り、奥歯を噛み締め田村亮から離れて行こうとするのでした(待ち合わせすっぽかしたりね)。切ない〜













下左:お見合い写真を持ち込む(そんな役柄させたら日本一)沢村貞子(今回は狡い感じなし)その隣に田村亮、養母・賀原夏子(ちょっとした主婦役やらせたら日本一)、養父・河東大介(頑固で偏屈な父役これまた日本一)







ま最終的には二人ひっつく(頭で書いた通り、ともに浜辺を走って終わり)のですが、そこへ至るまで正真正銘初心(うぶ)な二人を支えるように、共演者のクオリティが高すぎてどっしり安心して観られました。後半、施設に田村亮を捨てた実母・乙羽信子が登場、ブラジルへ海外移住する前にこっそり息子に会ってみたいと。そこは養父母としても複雑なんだけど、嫌がる田村亮を説得して「会ってきなさい」。ここ泣かせます。洋子ちゃん父・小沢昭一も、ええ感じな駄目親父っぷりなんですが、やりすぎず抑制が利いててナイス。







この二人乗りシーンは劇中になかったよ。








あと映画の冒頭、施設に来たばかりの内藤洋子の幼少時代を林寛子(当時7歳)が演じておりました。顔そのまんまで可愛い可愛い♡。







内藤洋子 Wikipedia によると、雑誌「りぼん」のモデル表紙を見た黒澤明の目にとまり 「赤ひげ(1965)」 で映画デビュー(凄い話だね)。その後 「地獄変 (1969) 」監督 豊田四郎 なんかでは演技派の一面も見せて芸能活動わずか5年ほどでご結婚・引退されました。






これがその時の表紙かどうかは知りませんが。








思わずブロマイド買いました♡







???鼻の横のほくろ、右か左か? ↑ ↓ どっちかがネガ反転してると見た。






2018年 3月7日
ラピュタ阿佐ヶ谷 ”昭和の銀幕に輝くヒロイン#88 内藤洋子” にて観賞







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