独立愚連隊 (1959) 監督 岡本喜八






好評価のレビュー allcinema




告白しよう。

岡本喜八、実は苦手なんです。

公開当時としては斬新だったりするカメラワークやカット割りが、今観ると陳腐に見えたり、「あ、これがオリジナルなんだな」という発見でもなく、やはり「奇をてらって」やってらっしゃる感じが僕の場合鼻につくというか、上記好評価のレビューを尊重しますしそれらが正しいこともたくさんあると思いますが、どうも個人的に付いて行けないところがある。そんな大監督の代表作でもあるこの作品は、だから一番「岡本喜八らしい」だけに辛かった。関係各位、ファンの皆様ごめんなさい。面白いです。でも皆さんが感じる面白さに辿り着けない自分がいるのです。お許し下さい。














公開当時、映画館では西部劇などの洋画もヒットしていたこと。岡本喜八はこうゆう戦争映画やアクションシーンに西部劇の要素を取り入れました。ゆえにハチャメチャなところを楽しめなければ「乗れない」わけです。でも今回「戦争」というくくりで連載しながら考えてみると、国が犯す戦争に巻き込まれ、理不尽極まりない苦労を味わう正直者と、ずる賢く世渡りしていく狡猾者との対比が、そして間違いなく弱者を応援したくなる体験というのはやはり、監督自身の戦争体験と戦争への批判精神があってこそだと感じました。最前線で苦渋を舐める男どもの背後にはびこる上官たちの欺瞞、そこを破壊し正して行くことが「映画」ではできるのだというような熱量みたいなものは充分に伝わってきました。






劇場に張り出されていた当時のプレスシート














濃い顔の佐藤允(さとう・まこと 1934-2012)が、従軍記者としてクズ部隊:独立愚連隊に潜入、ある戦友の死の真相を探りながら、秘密を抱え私腹を肥やす上官どもを退治していく物語。中国戦線なので現地のゲリラが登場、その首領は鶴田浩二がカタコトの日本語で演っておりました。また三船敏郎が、頭がおかしくなって左遷される元隊長として、わずかながら存在感あるバカっぷりで出演。佐藤允に恋い焦がれる娼婦に雪村いづみがスレンダーなボディでグッド♡。












岡本喜八 Wikipedia に詳しいですが、只者ではない大変な大監督でした。さらに観賞して少しでも乗れるよう、個人的に勉強していきます。昔食べられなかったものが食べられたりすることがあるように、映画の好みも経験を重ねると変わるかもしれませんから。






2018年 4月25日
ラピュタ阿佐ヶ谷 ”鬼才・奇才・キ才 岡本喜八” にて観賞









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