肉弾 (1968) 監督 岡本喜八







当時のプレスシートより、ストーリー。












岡本喜八苦手苦手と言いながらも、こと自分が知らない戦争を、戦争を経験した諸先輩方がどう映像で残し、訴えようとしたのか?は恐らく個人的に生涯のテーマとしてあると考え劇場へ。確かに岡本喜八監督作品を語り、語り伝えるには欠かせない一本だと感じましたが、すでに書いた通り、その手法、監督ならではの「衒い(てらい)」がやはり私には合わず、しんどかった。これもすでに書きましたし表明もしましたが、岡本喜八監督フリークの方々に殺されても仕方がないのですが、こればかりは生理的な問題なので本当に申し訳なく。いや「おまえは映画を、岡本喜八を分かっていない」とか「冒涜している」みたく罵られてもすみません、へっちゃらなので続けますけれど、どうして主人公の寺田農(てらだ・みのり 当時26歳)が上官に罵られ「貴様は豚(ブタ)同然なので裸で鍛錬せよ!」と命じられスッポンぽんな姿を観て、それが映画的手法であり、実際に兵隊として辛い戦争体験をした監督自身の、そうでもしなければ訴えられない何か、というものであることも分かっているつもりなのですが、そこが、その表現が合わない。パロディぽくすることでいかに戦争やその時代やそこに翻弄される人々が馬鹿馬鹿しかったことを強調したい(それだけではないことも分かっているつもりですが)のでしょうが、そうゆう表現でなくても良いのではないかと、シリアスをきちんと見せて欲しかったなと。きっと「喜八さんならば・・・」と期待もされ、だからこそ黒澤明と並び東宝大看板を支え量産したまがうことなく名監督なので、僕なんかが何を言っても届かないのは分かっているのですが、個人的には「ちゃうやろ』」と言うのが正直な感想です。








監督・岡本喜八の宣言と、評論家・佐藤忠男の解説(必読!)








「肉弾」を作らずにはいられなかった思い。 ↑ 特に大東宝メジャーで 「日本のいちばん長い日(1967)」 を発表し、評価も得たのち、あえてATG(という個人事業主の集いみたいな環境)でメジャーでは描ききれなかったものにチャレンジする思い。これは素晴らしい。だからこそ寺田農みたいな役者がはちきれんばかりの活躍をし、当時17歳・大谷直子がフルヌードでデビューもする。岡本喜八が考える訴える「戦争」を語るには 「日本のいちばん長い日(1967)」  と  「江分利満氏の優雅な生活(1963)」  が欠かせないことは知っていたのですが今回観賞できなかったのが残念で、それをもってまた改めて「岡本喜八と戦争」に思いを馳せてみたいと願います。 今回の特集上映で、源流にあたる  「独立愚連隊 (1959)」  を観られたことは良かった感謝!。







色々つべこべ書きました。監督、ごめんなさい!








「戦争映画」連載これにていったん終了。「戦争映画」に関しては、またこうして数本貯めてからレビューしたいなと思っています。








2018年 6月12日
ラピュタ阿佐ヶ谷 ”鬼才・奇才・キ才 岡本喜八” にて観賞










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