副腎皮質ホルモン剤は作用が強力なため 重大な副作用を招く可能性 ほかの薬では効果のない重症の場合に使用される

時々 介護 - 万能薬 プレドニゾロン(ステロイド治療)の服用…効果と副作用は?

ステロイド薬と聞いて心配…プレドニゾロン?

ステロイドとは 腎臓の上にある副腎という臓器の外側の部分 皮質というところで作られるホルモンで 副腎皮質ホルモンとも呼ばれる 副腎皮質ホルモンは体内で常に作られていて 生きていくうえで重要な役割を持つホルモンである
プレドニゾロンはステロイド薬の一つで 強い免疫抑制作用や抗炎症作用がある薬 主に体の中の炎症を抑えたり 体の免疫力を抑制したりする作用があり 重症なアレルギー性の疾患など 幅広い病気に効果があり とても良く効く薬でさまざまな疾患の治療に使われている 副作用も多いため 注意が必要な薬


免疫系の病気
強い免疫抑制作用や抗炎症作用があることから、関節や皮膚、内臓など全身に炎症が起きる膠原病や、関節リウマチの他、ネフローゼや潰瘍性大腸炎など、免疫系が関係している病気の治療に用いられている

アレルギー系の病気
アレルギー症状を抑えるため 気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎 アレルギー性鼻炎などの病気にも使われる

その他
他にも メニエール病(めまい・耳鳴り) 突発性難聴などの病気にも用いられる




ステロイドの主な副作用とその対策
1. 易感染性

体の抵抗力(免疫力)が低下するために 風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる 投与量が多い間は 感染予防の薬を飲むこともある日頃は、手洗い・うがい・マスク着用・人混みを避けるなどの一般的な注意が必要


2. 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症)

骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなる 予防薬として骨を守る薬(アレンドロン薬)を内服する


3. 糖尿病(ステロイド糖尿病)

糖を合成する働きを高めるため 血糖が上がる 投与量が多いほど血糖は上がるので 特に投与量が多い間は 食事療法による予防が大切で 薬による糖尿病治療が必要な場合もある


4. 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)

消化管粘膜が弱くなるため 潰瘍ができやすくなる 胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服する(ネキシウム薬)


5. 血栓症

出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため 血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなるので 予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服する


6. 精神症状(ステロイド精神病)

不眠症 多幸症 うつ状態になることがある 軽度のことが多いですがよくみられる ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善する


7. 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満

食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこる ステロイド薬の減量により改善する カロリー制限など食事に注意が必要


8. 動脈硬化、高脂血症

動脈硬化を促進し コレステロールや中性脂肪が高くなることがあるので食事に注意し 必要であれば コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服する


9. 高血圧症、むくみ

体内に塩分が溜まりやすくなるために起こる 塩分を取りすぎないように注意が必要




10. 白内障(ステロイド白内障)

白内障(視界が白く濁る)の進行を早める 長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い 必要であれば点眼薬で予防する

11. 緑内障(ステロイド緑内障)

眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがある 自覚症状はほとんどな 、眼圧を測定する必要がある ステロイド薬投与後 数週間以内に起こり ステロイド薬の減量・中止にて改善する


12. ステロイド痤瘡(ざそう)

「にきび」ができやすくなる ステロイド薬の減量により改善する


13. 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)

大量投与でごく稀に起こることがある 多くの場合 ステロイド薬投与後 数ヶ月以内に 股関節の痛みで発症するので早期発見が大切


14.その他

増毛・脱毛・生理不順・不整脈・ステロイド筋症・などが見られることがある いずれもステロイド薬の減量により改善する