路線バスのおしごととは…

">どうも、はじめまして。路線バス運転士の松野零士といいます。
運転士やりはじめて、かれこれ15年ぐらいになるか…この間、子会社から親会さ社への転籍を含めて3社めになる。バスをころがすには大型二種免許がいるのでまずはこいつを取らなきゃ話しは進まない。
やっかいなことに22歳からしか取得できないという結構ハードル高い資格と言えるかも。
高校卒業したらすぐバスの運転士になろう!と思っても夢は叶わない。よって、バスの運転士は99%は転職組である。そして、だいたいが中年のオッサン。たまに、大学新卒で入ってくる珍しい者もいるが。
昔は、だいたいがトラックの運転手とか観光バスの運転士が多く会社も運転の経験あるやつの方が即戦力になるということだろう。最近は、免許支援制度といって会社が大型二種免許取得費用を肩代わりする制度ができたので、幅広く異業種の人が入社してきている。
入社するとひと月ぐらい教習所で運転士の育成が始まる。まず、座学と言ってその会社の沿革やバス業界のことなどありとあらゆることを机に座り勉強をすることから始まる。
それが1週間ぐらいすると、いよいよバスの運転。私もそうだったが、まず苦労するのがブレーキ。
バスのブレーキはトラックと同じでエアーブレーキである。トラックが止まる時、プシュップシュッと音を出しながら走ってるのを見た事あるだろうか。プシューと長い音はサイドブレーキを引いた音。
大型自動車を止めるだけあってこれが良く止まるのである。
効きすぎるので、普通の自動車のブレーキの感覚で踏み込むと、間違い無く急ブレーキになる。
自分が止まりたい場所を逆算しながらソロリソロリと微妙なタッチで踏み込む。そうすると、いつブレーキ踏んだかわからないぐらいスーと止まってくれる。これがプロのブレーキ。まず、エアーブレーキ車の経験がない人はこの教習期間だけでは習得出来ないであろう。
そしてある程度、バスの操作に慣れたころ自分の配属先へ行かされることになる。配属先には指導員がいてマンツーマンでバスを走らすのである。
そして、その指導員のGOサインでめでたく独り立ちできるのである。