カジュアルなのにしっかり歩ける。【大人のスニーカー】ミズノ LD40 ゼロ

前置

掲載文は一販売員(個人)の感想・推察と引用です。
ミズノ製品の機能・性能を保証するものではありません。
あらかじめご了承ください。靴屋

【注意】 防水スプレーやクリームなどを使用する場合は、使用前の注意事項をよく読み、出来れば購入された店舗の説明を受けてください。説明が無い場合は見えにくい箇所でテストして問題がないか確認してからの使用をおすすめします。靴屋


ミズノ LD40 ゼロ のススメ

今回紹介するのはこの秋発売された LD40ゼロ
コンセプトは「カジュアルなのに しっかり歩ける。
大人のスニーカー」 
今までのウォーキングシューズの機能とスニーカー
ライクなカジュアルデザインを併せ持つ一足です。
今までのウォーキングシューズは機能性を考えて
ファスナーや底材のクッション機能などが重視され
ファッション性は低いものが多く、年配の方が履く
イメージが強かった。
今回発売されたLD40ゼロはフォルムをスニーカー
に近付ける事で、普段のカジュアルな装いに合せ
やすくなり、アニリン染めによる本革の発色が靴の
質感を高め、品の良い機能性カジュアルシューズ
になっている。
特に58ブラウンの発色は秀逸!反面、お手入れは
難しいかも・・・・後ほど説明させて頂きます。

ミズノ LD40 ゼロ

LD40 ゼロ
B1GC1714□□(09BL.14ネイビー.58BR)
サイズ:09BL 24.5cm~28.0cm
    14NV.58BR 25.0cm~27.5cm
甲材:天然皮革
底材:合成底
質量:320g(26.0cm片方)
ソフトインソール+抗菌防臭Mesh
ヒールラバー交換可能
ベトナム製

ミズノ LD40 ゼロ 機能・1 ミズノウエーブ

ミズノウエーブ
*********************
波型のプレートを衝撃吸収材で挟み込むように
つくられたミズノ独自のテクノロジーです。
ただのスポンジ底と違い、着地をした時のぐらつき
を防ぐ構造になっています。
人間のかかとの骨は半球体なので、スポンジ状の
吸収材に足をついた場合、左右どちらかに傾きま
す。(主に外側に倒れこむ)
完全に垂直に落とすのはまず、不可能です。
この傾きが重心をずらし、ぐらつきを生みます。
このぐらつきを無意識に修正しょうとして、
足首・膝・腰が働くので結果的に負担になって
しまいます。
ミズノウエーブは特殊なプレートを使用することに
よりクッション性と安定性を両立させた底材を開発
していると、個人的に思います。

ミズノ LD40 ゼロ 機能・2 スムーズライド

「スムーズライド」
*********************
着地したときにかかと部分にかかる前後方向の
ぶれを抑制することで得られる、着地から蹴りだし
までのスムーズなライド感<乗り心地>を指し、
またそのためのミズノウエーブを含む、ソール全体
の設計機能のことを言います。 
前後方向のブレが少ない着地(踵部分)
スムーズな体重移動(底部ラバー面)
強い蹴りだし(底材の屈曲性と蹴り出し部のグリップ
一連の歩行動作がスムーズに行えるように底材全
体を工夫・設計してあります。

ミズノ LD40 ゼロ 機能・3 X10

X10
底材のかかと部分、蹄鉄に見えるゴム材
通常のラバーに比べ耐摩耗性が80%UPして
いる。らしい 何と比べてUPなのか疑問は残る
が、EVA(最近の軽い靴・スニーカーに使用して
いる底材)に比べると断然強い!
蹄鉄にみえるゴム材は交換可能。
修理価格は4600円+税
日数:ミズノ到着後3週間

ミズノ LD40 ゼロ 機能・4 ワイドラスト

ワイドラスト
甲周り寸法が標準よりも6㎜広い足型を使用したワイドな足入れ。

日本人の足は、一般に横幅が広いといわれています。ミズノは甲部分をきちんとホールドしつつ、ゆったりとした履き心地の「ワイドラスト」を開発・使用しています。

ミズノ LD 40ゼロ スニーカーライク

デザインはスニーカーライク
LDシリーズは今まで「スワール」(甲に二本線)のデザインを使用し、革靴らしさと「スマート」に見えるように工夫されてきた。が、お客様の認知度が上がるに連れて、ファスナーつきのスワールがミズノに限らず、ウォーキングシューズの定番デザインとしても定着してきた。
同時に「年配者」の履く靴としてのイメージも定着しているように思う。

売場でもLDクロスをお求めの若年層の方は多いが、LD40Ⅳは若年層の方におススメしても「年配の方の靴」と敬遠される場合がほとんどです。
今回、発売されたLD40ゼロはおススメしなくても30代から40代の方がよく手に取られる。「色味」の性もあるけれど、綺麗目に見える革のスニーカーとして見ていただいているようです。

また、ファスナーをなくした事が良いイメージチェンジ(?)になったかと思います。LD40顧客(年配)の方はファスナーありを希望される方が多いので、年配の方や、LD40ユーザーには一部不評ですが、ファスナー付を敬遠されていた30代・40代の方の評判はとても良い。

あくまで個人的に感じたことなのですが、LD40Ⅳと履き比べをしていた時に、LDゼロのほうが爪先の違和感が少ないと感じました。両方とも履きやすいのですが、「同じLDでなぜだろう?」と思い靴をいろいろな角度から調べて1つの結論に達しました。「スワールの縫い目」これが微妙な履き心地の差を生んでいました。LDゼロが良いと言う訳では無いのですが、個人的に履き比べをした限り、爪先の空間(靴が曲がった状態も含め)は縫い目の少ないゼロのほうが違和感が少なく感じました。

LD40ゼロ 特徴 「色味」が秀逸!アニリン染め

「色味」が秀逸! 特に58ブラウン
LD40ゼロの特徴でもあるアニリン染めの甲革ですが「色」の発色がとても良い。特にブラウンの発色は秀逸!この価格の靴で良くこの色が出せたなと感心しました。

ブラウンとネイビーはアニリン染め特有のしっとりとした透明感がよく出ている。

発色も綺麗で申し分ないと思います。

ただ、お手入れはとても難しい。昔は高級紳士靴によくアニリン染めが使用してありましたが、まさにこの茶色!水染みが出来やすい。アニリン染めでも濃い色は目立たないのか、色素の関係なのかわからないが、この手のブラウンは頻繁に染みの相談を受けていた気がする。薄い透明な膜の下に染みが出来ている状態なので手直しはほぼ無理でした。LD40ゼロのブラウンも同じような現象が起こるものと予測される。実際に防水スプレーですら染みになりかけた。先にアニリンカーフクリームを塗っていたので事なきを得たが、そのまま直接ふっていたらおそらくまだらの染み痕になっていたと思う。

風合いを長く保つにはアニリンカーフクリームでのこまめな手入れが必須かもしれません。お手入れを続けていただければ透明感は落ちてきますが、代わりに独特の風合いが出てきます。これもアニリン染めの特徴です。大事に手入れをしてやってください。

ブラウンとネイビーの色味が良すぎるのか黒は本当に「普通」の靴です。


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おススメではないのですが、本当に黒は「普通の靴」です。糸目・底材・ウエーブも黒一色なので、デザインは確かにスニーカーなのですが、仕事に使用しても違和感が少なそうです。おススメするつもりはありませんが、何にでも使いたい方は試してみてください。

アニリン染めについて 靴屋

アニリン染め
革をなめす過程で{アニリン染料}を用いて色を染め上げ、仕上げにわずかに塗料を施した製法です。アニリン染料は19世紀中ごろに英国で発明されました。それまでの天然皮革にない「色味」を大幅に増やした「合成染料」の元祖です。
アニリン染めを施すと優れた「発色」と表面の「透明感」が引き立ち、革素材の表情を壊さずきめ細やかで、柔らかな感触を保つ事ができます。カーフ(子牛)キップ(6ヶ月~2歳までの牛)などの銀面つきの素材や、それらを用いた高級紳士靴のアッパー(靴の外側)用に使用されています。
しかし、透明感を出す事ができるデリケートな表面の扱いが非常に難しく、新品の状態を保つことは非常に困難です。色落ちや水染みを起こしやすく、革用のクリーナーの使用や軽く水拭きをするだけで染みが出来る場合が多々あります。お手入れの非常に難しい染め上げの手法の一つと言えます。

靴屋が試してみました。アニリン染めお手入れ

【クリーナーは染みになる可能性が大きい!】

あらかじめ予測して使用したので染みにはならなかったが、普通に使うとおそらく水染みになると思われる。
【アニリンカーフ用靴クリーム】は薄く伸ばすように塗れば大丈夫でした。
【デリケートクリーム】も大丈夫ですが、柔らかいクリームなのでつけ過ぎは厳禁です。
【新品に防水スプレーは厳禁!】まだらになってしまい、手直しがたいへんです。
この靴はおろす前の保護がかなり重要ですが、たのみの防水スプレーが使用できません。手入れの方法としては、新品のうちにモウブレイのアニリンカーフクリームで、2.3回手入れをする事。このクリームには耐水効果があるので新品のうちに、クリームで保護膜を作ることが最善のお手入れ方法かと思います。後は、こまめにお手入れをしてやる事!アニリンカーフクリームには汚れ落としの成分も入っているので、おろす前に保護膜を作り、履くたびにそれを修繕してやるといったイメージです。染みができたり、汚れて透明感がなくなってからでは手遅れです。



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モウブレイのアニリンカーフクリームには、栄養・ツヤ出し・汚れ落とし・耐水効果の4つの成分が含まれています。アニリン染めの靴にはこれ1つでこまめにお手入れしていただくのが一番かと思います。使える防水スプレーも無くはないのですが、吹き付ける量などでシミになる可能性があるので、靴屋からはおススメしません。

LD40ゼロ サイズ感

LD40ゼロ
サイズ感はLD40Ⅳとほぼ同じでよいと思います。
革靴25cmであればLD40ゼロは26cmか26.5㎝
ぐらいが良いと思います。
足の爪が当たりやすい方は革靴より1.5cm上げた
方が無難。
スニーカーと同じサイズか、半サイズ下ぐらい。
あくまで目安なので、可能であれば足入れをして
確認をしてください。

LD40ゼロ 履き方アドバイス

LD40ゼロの機能を100%生かす為に。
靴紐を十分緩めた状態で、靴ベラを使い足を入れ
ます。
靴紐部分「タン」がもぐりこんでいないか確認。
爪先を上げた状態で、かかとを軽く2.3回落とし
ます。(ヒールカップの中にかかとを収めるため)
爪先側から紐を締めて行きます。
3段目4段目あたりは靴を少し曲げて締め具合を
調整してください。
甲部分は足が前にずれないようにしっかりと固定
するつもりで、最後に紐を結んでください。

よく、「靴紐を解かずに脱ぎ履きしたい」とお客様から言われます。が、その様な履き方は「靴」と「足」の両方を痛めてしまうので、おススメ出来ません。面倒とは思いますが、毎回、調整して靴を履く事をおススメします。(靴も長持ちします。)

LDゼロ 靴屋が思うに・・・

【LD40ゼロ】今回はファスナーなどの機能性よりファッション性重視のシリーズとして、若年層をターゲッツトに発売されていると思われます。
確かに今まで細く見せようとスワール一辺倒だったのが、目線を変えて丸めのスニーカーをベースに特別なお洒落ではないけれど若年層~中年層のファッションに合うように「色味」も含め洗練されたものになっている。

機能性としてはファスナーと再帰反射が無くなりはしましたが、ウォーキングの心臓部である底材の機能はLD40Ⅳと同じです。というか同じものがついています。ミズノウエーブ・スムーズライド・X10の機能は健在ですので長距離(Long Distance)にも十分対応できます。

LD40Ⅳの様にウォーキングを主体にしたイメージではなく、機能性の高いレザースニーカーのイメージで見ていただくほうがファッションとして服装との合わせかたなどのイメージは広がると靴屋は思います。

綺麗なままの状態をキープするにはこまめな手入れが必要になります。

お手入れの面など少し面倒な部分はありますが、「色味」・「機能性」はとても良いものだと思います。スニーカーとしてのデザインは普通に見えるかもしれませんが、逆に特別な服装の合わせを考えなくても使えるので、「普段履き」にはもってこいだと思います。

靴屋おススメの高機能・レザースニーカーです。

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稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございます。掲載した文章はあくまで、紳士靴の販売に携わってきた一個人の感想と推察になります。知識不足による憶測も含まれていると思います。医学的な根拠に基づくものではありませんし、ミズノ製品の機能・性能を保証するものでもありません。あらかじめご了承下さい。一参考程度になれば幸いです 御来店 ありがとうございました。 靴屋

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