青色申告と白色申告の違い



確定申告するためには、その証拠資料として帳簿をつけなければならないんですよね。

→参考:そもそも確定申告とは?帳簿とは?



ところで、「確定申告をしなきゃいけない」となったとき、ややこしそうな言葉が出てきます。

検索しても、なんとなーくむずかしそうな言葉が並んでるんだよねえ。例えばこんな感じ。



「確定申告する場合、65万円控除を受けられる複式簿記の青色申告や、簡易的な単式簿記の白色申告などがあります」




は?さっぱりピーマンですわ。イミワカンナイ!!

…そんなぼくみたいな人にむけて、このページは以下の4点について書かれています。

- 確定申告に2種類あるってマジ?
- 青色申告ってなに?
- 白色申告ってなに?
- 青色申告と白色申告、結局どっちにすべき?

青色申告について



確定申告には2種類あります。青色申告と白色申告です。ざっくりいうと「払う税金が少なくてすむ青色申告と、とにかく簡単な白色申告」って感じでしょう。

まずは青色申告から見ていくとする。

青色申告の大きなメリットとして、所得税の控除を多く受けられることが挙げられます。企業などと同じように複式簿記でお役所に「会計報告」をすれば、最高で65万円の所得税控除を受けることができるんですよね。



不動産所得又は事業所得を生ずべき事業を営んでいる青色申告者で、これらの所得に係る取引を正規の簿記の原則、(一般的には複式簿記)により記帳し、その記帳に基づいて作成した貸借対照表及び損益計算書を確定申告書に添付して法定申告期限内に提出している場合には、原則としてこれらの所得を通じて最高65万円を控除することとされています。


また、それ以外の青色申告者については、不動産所得、事業所得及び山林所得 を通じて最高10万円を控除することとされています。


引用元:青色申告制度|国税庁




上の引用だとわかりにくいかもしれないので、言い換えておきます。

以下3つの手続きを踏んでいれば「青色申告」で65万円の所得税控除を受けることができちゃいます!



1. 事前に「所得税の青色申告承認申請書」を提出する(開業後2ヶ月以内、または3月15日までに提出)
2. 正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により記帳している
3. 所定の書類を期限内に提出する



1を満たしていない場合は「白色申告」しかできないし、2や3満たしていない場合は「青色申告」だけど所得税の控除額は10万円となります。

2を満たしていない(正規の簿記原則ではない)というのはどういうことかというと、「発生主義」ではなく「現金主義」で記入しているか、「複式簿記」ではなく「単式簿記」で記入しているかのどちらかです。

「発生主義」「現金主義」ってなんなの?って話なので、こんな取引を例に取りましょう。



7月20日、仕事用の備品1500円を、クレジットカードで決済した。


8月15日、普通預金口座からクレジットカードの引き落としがあった。




備品の購入を「7月20日におこったもの」として考えるのが発生主義。「8月15日におこったもの」として考えるのが現金主義の考え方です。

会計学になじみのない人からすると「現金主義」のほうがわかりやすいかもしれないけど、経営の実態がわかりやすいのは「発生主義」。だから「正式な簿記原則」を採用する場合は「発生主義」で記帳する必要がある。

- 青色申告制度|国税庁
- 青色申告とは?承認申請書・届け出の提出期限など|個人事業主メモ
- 個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|国税庁

白色申告について


白色申告は単式簿記ですむのと、必要な提出書類が少ないのとで、日々の記帳も確定申告の書類作成も、シンプルです。

青色申告で65万円控除を受けようとすると、こんなにたくさんの帳簿を提出しなければなりません。

- 総勘定元帳
- 仕訳帳
- 現金出納帳
- 預金出納帳
- 買掛帳
- 売掛帳
- 固定資産台帳
- 給与台帳

一方で、白色申告で提出しなければならない帳簿はありません!w

そうなんです、あまりにも楽ちんなのでぼくは「白色申告しようぜ!」って言ってるわけですよ。帳簿はつけなきゃいけないけど提出しなくてもいい。だいたいそんな感じです。

【参考】この項に関連して参考になりそうなページ(外部リンク)


- 白色申告者の記帳・記録保存制度|国税庁
- 青色申告で65万円控除を受けるために必要な帳簿|個人事業主メモ

で、青色申告と白色申告、どっちにすべきなの?



このサイトでは「月に数万円レベルの所得だったら、白色申告でいいんじゃない?」ってスタンスです。


一般的に言えば、その程度の規模だったら、複式簿記で記帳するメリットってそんなにないんですよ。

つまり、銀行から500万円も借り入れをしたり、売上を手形で受け取ったりしませんよね?基本的に報酬の受取って銀行振込とか現金手渡しとかなので、現金の流れだけに注目する単式簿記で十分です。

特に「報酬なんて月数万円のレベルだし…」「確定申告ってよくわからなくて…」という人には白色申告をすすめたい。まずは何よりも「帳簿をつけることに慣れる」ことと「確定申告のために必要な1年間の流れを理解する」ことが大切です。

とりあえず、1年のあいだは簡単な白色申告の方式に従って帳簿づけをしてみて、「よし、もう大丈夫!」って思えてから青色申告に移行してもいいんじゃない?って思います。ぼくはそうしましたよ。

→参考:サラリーマン副業の確定申告は青色?白色?どっち?


さらに読み進める人のために

「そもそも確定申告ってなんぞ?」って人のためにまとめページ作っています。

【副業】はじめての確定申告! まずは最低限これだけ知っておこう

当サイトは「副業している人に向けて」「初めての確定申告のために」作られています。

トップページ

よければ参考にして知識を補いつつ、確定申告のお役にたててくださいね♪