「よろしく哀愁」(郷ひろみ)アップテンポ気味だったオリジナルバージョンがテンポをスローにしてバラードの名曲に変身

郷ひろみの10枚目のシングル「よろしく哀愁」はアレンジを変え、今でも歌い継がれるバラードの名曲に大変身

「よろしく哀愁」は郷ひろみが10枚目のシングルとして
1974年にリリースした楽曲で、彼が出演したドラマ
『ちょっとしあわせ」のテーマソングとして、ヒットチャートの
1位を獲得した楽曲です。
よろしく哀愁シングルジャケット
この曲の作家陣は作詞が安井かずみに作曲は筒美京平のコンビ。
筒美京平は1960年代から活躍している作曲家で
日本の歌謡界の歴史に燦然と輝く名声を残すヒットメーカー。

そんな筒美京平の作品だけに「よろしく哀愁」は
シンプルながら一度聴いたら忘れられない、印象的なメロディライン。
楽曲の構成はA-A'-B-A''とかなりシンプルです。

オリジナルのアレンジでは、当時としては
珍しいことではないんですが演奏時間が3分前後で
どちらかと言えば「あっさりした曲」という印象でした。

後にテレビの歌番組などで「よろしく哀愁」が
歌われるときにはアレンジが大幅に変更され
聴けるバラードに変身します。

例えば、歌いだしのAの部分がピアノの独奏を
バックにしたヴァースになっていてA'からインテンポ。
2コーラス目からアップテンポのオリジナルアレンジになる、
という変化を付けたアレンジがよく採用されていた
記憶があります。。


僕が気に入っている「よろしく哀愁」のヴァージョンは
郷ひろみが1995年に発表した『THE GREATEST HITS OF HIROMI GO VOL.2 -Ballads-』
に収録されたヴァージョン。
郷ひろみバラードベストジャケット

このアルバムは当時、郷ひろみが歌ってヒットしていた
「逢いたくてしかたない」「言えないよ」に
「僕がどんなに君をすきか、君は知らない」のバラード3部作を収めた
バラードベスト集で、郷ひろみがバラードシンガーとしての
ステイタスを確立したアルバムです。

このアルバムでの「よろしく哀愁」はオリジナルのリリースから
20年ということで「VINGT ANS VERSION」とネーミングされたアレンジ。

ゆったりしたラテン調のリズムアレンジでサビにあたるBの部分が
追加でリフレインされ、アコースティックギターのソロによる
後奏がムーディーな余韻を残してくれます。

オリジナルとはかなり印象が変わってますが
元のメロディラインが素晴らしいので
アレンジが変わることによって輝きが増した良い例だと思います。


THE GREATEST HITS OF HIROMI GO VOL.2〜Ballads〜 [ 郷ひろみ ]