イチかバチか (1963) 監督 川島雄三







ストーリー Moviewalker




「白痴(1951)」監督 黒澤明  からスタートしたこの「発掘!日本映画」

この「イチかバチか」で、めでたく200本目のレビューとなりました!


(拍手〜パチパチ)。


しかも100本目も川島雄三監督作品 「東京マダムと大阪夫人 (1953) 」 だったので、まここはひとつ、狙ったわけです。




川島監督、遺作(享年45)です。







カワシマクラブ←現在も活発なファンクラブサイト



鉄鋼業で一代にして上り詰めた伴淳三郎演じる鉄鋼王が、これまでの私財200億円を投げ打ち、巨大な工業都市を建設しようとします。そのアナウンスに全国から誘致希望があいつぎ、伴淳は高島忠夫演じる有能な部下とともに、日本のどこにそれが相応しいのか?虚実うずまく情報・誘致合戦のなか奮闘するという物語。ハナ肇演じる愛知県の某市長が、強引に伴淳に取り入ろうとして、女スパイの存在や接待宴会などの駆け引きが繰り広げられていきます。





伴淳三郎 (1908-1981) 1月10日生まれって、私と同じ誕生日♡


伴淳三郎 道化の涙 (現代教養文庫)






↑ 表紙の下に映る船は 「飢餓海峡 (1965) 」監督 内田吐夢 のもの。「イチカバチか」の2年後公開の「飢餓海峡」における伴淳さんの(喜劇人としての要素を一切省いて「殺し」を追う老刑事の悲哀)名演ぷりはすでに書きましたが、いやいやすでに「役者」「俳優」として素晴らしい活躍をされていたこと、今回の観賞でしっかり堪能できました。




高島忠夫 (1930-) 現在は奥様の寿美花代さんと介護生活だそうです。この映画当時はフレッシュな若者(33歳)でピチピチしてました。 ↓ こんなこともやってたの?


新編 守護霊で幸せをつかむ本 (21世紀ブックス)






高島忠男が投宿する愛知県の仲井さん役で、超若くて細くて美人、しかも三河弁丸出しが可笑しい 塩沢とき (1928-2007) Wikipedia さんが出てました。 ↓ いつから頭盛ってたんだろう(笑)。






伴淳のお手伝いさん役で 千石規子(せんごく・のりこ 1922-2012)Wikipedia さんが永遠の老け役(当時41歳)で風呂を沸かしたり、伴淳の小言をのらりくらりかわしたり、良い味出してました。






さて喜劇王として名高い伴淳さんに、コメディも達者な高島忠夫、そしてクレイジー・キャッツのリーダー ハナ肇 (1930-1993) Wikipedia さんが出ているとくれば、川島監督の前作 「喜劇 とんかつ一代 (1963)」 (出演:フランキー堺・森繁久彌・三木のり平←こちらも超喜劇人×3) で笑わせたように、ベタに持っていくこともできたと思うんですが、そこはやはり原作・城山三郎と脚本は黒澤組常連、菊島隆三なので、社会派タッチであることがこの作品を唸るものにしています。






ハナ肇 (1930-1993) Wikipedia ↓ これも笑ったなあ〜テレビのかくし芸大会で毎年銅像役(台詞なし)。







ただシュールというか、「へ、そこで終わり?」みたいなラストは個人的には「?」。ラストへ持っていくにあたって、うさん臭いはずだったハナ肇が逆転勝利するのも、意外と言えば意外だったし。しかしそんなラストシーンにこそ、この映画が公開される5日前に急逝した、川島監督らしさが表現出来ていたのでは?という
考察 ↓

ラストシーンの考察(優秀サイト)
があり、読んでみてなるほどと。はい、僕なんかまだまだ川島雄三語るのなんて100年早いということで脱帽。まだまだもっともっと、発掘していきたいと思います!

映画の終盤、トラックが長屋ひしめく街を走り抜けていくシーンがあるのですが、それを長屋の二階から水着姿にサングラスで眺めている、昭和38年の女性たちが映ります。古い日本家屋と西洋へのあこがれファッション、このアンバランスさが日常だった部分も♡。




こんな感じ♡



写真:三愛水着の歴史サイトより







2018年 10月31日 神
神保町シアター ”バンジュン生誕110年記念 伴淳三郎と三木のり平 昭和に愛された二人の喜劇人”にて観賞








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残念、ビデオ化されてません。

↓ 最新刊!未公開写真多数あるそうです!


偽善への挑戦 映画監督 川島雄三




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