潜在能力を発揮し創造型人材集団に変わるビジネス情報編集力とは?

人材活用のコツと人材育成モデル

〇人材活用とは何か?
企業活動や組織運営に「人材を活用する」というキーワードが登場しますが、人材活用ってなんでしょうか。
言葉どおり解釈すれば、ヒトのチカラを活用するということでしょうが、じゃあチカラって?
基本のポイントとして3つ挙げます。
 ①行動を支えるチカラ(営業活動や納品などの業務遂行)
 ②思考が生み出すチカラ(行動の原動力やアイデアの発揮)
 ③存在としてのチカラ(組織への見えない貢献)
通常、組織を運営するうえで「企画集団」と「作業集団」に分かれます。頭脳やキャリアを駆使して戦略を組み立てたり企画を考え行動モデルへと展開する集団と、現場のオペレーション作業を担う集団です。前者は社員が担い、後者はパートやアルバイトがその職責を果たしています。
たとえば自動車工場のように、開発や設計、世界市場への展開は頭脳集団が担い、自動車の組み立ては社員のリーダーの下で期間採用の従業員が実際の組み立てにあたります。期間従業員は車が好きでも、開発部門に対して「アイデア」を提供することはありません。大企業の管理部門と現業部門ははっきりと役割が分かれています。どんなに優秀でも、現場採用の期間社員が開発部門に回ることはないのです。
しかし、自動車工学の知識を持った人材が期間従業員として現場でキャリアを磨き、中小企業や自動車ディーラーに転職したとしましょう。実際にどうかは別ですが、自動車整備でも営業現場でも十分に活用できるスキルを持っていることになります。
また、IT企業を中心としてネット業界で進化が進んでいるWebメディアの現場ではどうでしょうか。自動車の構造を知り、組み立てラインの憂鬱さも知っていることで、新しい切り口のメディア情報を発信することができます。たとえば、「安全性の追求と事故現場の破壊状態」というようなテーマを掲げたメディアにも対応できるでしょう。

〇人手不足倒産も増える可能性がある
もう一度、前述の3つのチカラを紹介します。
 ①行動を支えるチカラ(営業活動や納品などの業務遂行)
 ②思考が生み出すチカラ(行動の原動力やアイデアの発揮)
 ③存在としてのチカラ(組織への見えない貢献)
①はどの職場や職種においても一般的な役割として行動が継続しています。介護や外食産業、建設業界など人手不足の状況のなかでは現場の単純労働や若者の熟練工の担い手不足が叫ばれています。学生アルバイトや外国人労働者、そして主婦のチカラを借りてやりくりしている事業所が多いことは間違いないでしょう。
帝国データバンクが2018年7月に発表した「人手不足倒産」調査によると、2018年上半期の人手不足倒産件数は70件、上半期の数は3年連続増加で最多となっています。
建設、サービス、輸送、老人福祉といった業種が多くなっています。
調査した帝国データバンクは「小規模事業所を中心に増える恐れがある」と、今後も人手不足が経営に悪影響を与える可能性を懸念しています。
こうした動きは大都市圏で顕著で、地域間の格差はあるようです。サービス関連は若い世代のアルバイトの確保は一定程度可能でしょうが、建設現場や輸送、老人福祉サービスの現場はアルバイトによる単純作業ばかりではなく、若手社員の確保が必要になってきます。
しかし、給与や休日など待遇面で大手企業とは大きな差があることから、今後も人材確保は難しいでしょう。