情報編集力を鍛える本当の目的とは? 創造と開発の基本スキル

見えない価値にフォーカスを当てて創造と開発につなげる

情報編集力を鍛える必要がある理由は、結論から言えば「創造と開発(商品・サービス・業務改善)」にあります。その時系列の思考と行動プロセスで「ひらめき力」「課題発見力」「創造力」「論理力」「仮説力」「質問力」「批判的思考力」とともに企画力が磨かれ、「会議運営力」「組織運営力」によってリーダーシップも発揮できるようになります。自分の思考(企画)とともに、他者の思考(企画や意向)という情報を収集・整理しながら、新たな価値を創造し、商品やサービスなど具体的な価値を開発する。この一連の流れが情報編集力によって支えられているため、創造と開発には情報編集力が求められるというわけです。
最近注目を集めているWebコンテンツは、情1つの媒体編集に過ぎません。情報編集力を考えるときには、新聞de元気が提唱する「編集力(創造・組み立て・行動)」とともに、組織をマネジメントする「ビジネス編集力」と併せて考える必要があります。

検索によるトップページに掲載されるサイトを見ると
 ・情報処理力から情報編集力へ
 ・10年後の仕事に求められる情報編集力
 ・情報を自由に操り発想力を高める情報編集力セミナー
 ・デキる人とデキない人の差は編集力にあった
 ・読書で情報編集力を鍛える
といった内容が登場します。リクルートや教育を担う人たちが提唱し、最近はWebコンテンツの世界で注目されている情報編集力ですが、では、なぜ情報編集力というキーワードに視線が集まっているのでしょうか。
それは、情報を生み出すプロセスのなかで「創造力」が必要とされるからなのです。その結果が「開発」ということになります。開発には、商品・サービス・業務改善など全てのビジネスシーンで必要とされる事業発展の基本となる活動です。ここで「新たな」という言葉も思い浮かぶはずです。新たなという言葉には、
 ・新たな価値の発掘
 ・新たなニーズの発掘
 ・新たなしくみの開発 
のように、これまで見られなかった、見えなかった部分にフォーカスを当てていることがわかります。そのためには、想像力が必要となってくることは明らかです。

創造力「=自分の体験を基本とした感性」ではなく情報の論理的組み立てから生みだすもの

子どもの情操教育として絵本を読み聞かせすることが言われます。子どもは耳から聞いた母親や父親の声の響きとコトバから、一生懸命にイメージを膨らませています。イメージといっても、結局、これまで体験した以上のことは浮かびません。怖い響きの声や場面をイメージすると、自分が怖いと思ったときと同じように体が反応します。情報を得ていない子どもは体験以上のイメージは浮かびません。霊感なんて良い例です。「霊感=幽霊」で捉えると少し怖いから弱みから付けこむストーリーを組み立てた霊感商法が登場しますが、賢明な人や邪な儲け話に対して冷静な人は引っかかりません。それは、ロジックの矛盾を評価することができるからです。

・誰もわからない宇宙の果ての本当の姿は自分でイメージするしかない 皆さんは、宇宙の果てについて関心を持ったことがありませんか?
そういうと、
 ・見える範囲が宇宙の果てです(=地球が宇宙の中心ということになる)
 ・空間は歪んでいるからまた今の場所に戻ってきます(では宇宙は閉じているということになる)

などという、宇宙の果て、広さの答えとしてはぐらかされた情報しか目にすることができないはずです。本当は、その先、われわれの宇宙に壁があるとするなら、その先に足を踏み出したら何があるのかということを知りたいわけです。昔、地球が丸いことを知らなかった頃、片足を出すと宇宙に出ると思っていました。これと同じです。
ちなみに、宇宙は無からビッグバンによって誕生し、空間はまったくの無ではないことは物理学でわかっていることだという仮説に基づけば、神様の視点で見れば私たちの宇宙は無のゆらぎの空間にぼんやりと浮かび上がる1個のぼんやりとした光のゆらぎみたいに見えるかもしれません。同じようなものがそのまたはるか向こうに、恒星や銀河のように散らばって存在しているという想像もできます。
しかし、その仮説は物理学によって証明されるまでは誰にもわかりません。
わからないから、自由に発想できるのです。発想すれば、それがあまり荒唐無稽でない話であるように根拠となる裏付けを探すことになります。宇宙の話は大きすぎますが、発想は自由、あとは裏付けとなる情報を肉付けして1つの仮説として作り上げること、これが情報編集力というものということができます。

・夢を描き論理的に可能性を探る作業が情報編集力
当然、子どもはそんな話を聞いたことがないから、お星さまはきれい、という感動イメージとして頭のなかで創造します。すると、自分が宇宙へ飛び出し星間旅行をするイメージを膨らませます。
ところが、実際にはそんな短時間で移動できる空間ではありません。それがわかる年代になると、光速で移動するための推進力・エンジンについての資料を見て可能性を探るようになります。

つまり、創造と論理的な根拠は常に一体となって頭のなかで思考が重ねられていくことになります。このストーリーを組み立てるスキルが、情報編集力です。
その結果、見える化したもの、現実化したモノやサービス、業務改善モデルなどが見の周りや社会システムの中に登場、私たちの生活を支えているわけです。

こう考えると、想像からはじまり新たな価値を創造するために必要なスキルは「=感性」だけではないことがわかります。何かヒントがあれば、あとはデータや社会のトレンドなどの情報を裏付けとして自分なりのストーリーを組み立て、その集合体として「形」が生み出されています。この集合体を構成するほとんどの要素は「論理的」に存在する事実なのです。加えて言えば、自分が必要とする無数の事実を根拠として論理的思考によって生み出すものが「商品・サービス・改善業務」です。学問や学習、あるいは問題点を追及する姿勢は必要ですが、感性をみがくためにはどうすれば良いかと悩む必要はありません。

感性という点だけ見れば、ターゲットや問題点に対してフィーリングが合うかどうか、その1点です。若い女性向け商品やネーミングに「筋肉男子」のイメージはなかなか定着に時間がかかります。もし「筋肉男子」を売りたいのなら、可愛らしさをいれて特徴的なキャラクターを採用してユニークなイベントを行うコミュニティを構築していく方法を考える必要があります。これが、感性というものです。その実現には、嗜好調査などのデータ分析が必要です。この部分は論理的思考法そのものです。

情報編集力を鍛える本当の目的とその鍛え方

では、本題にもどりましょう。

・情報編集力が支える企画力と開発力
情報編集力を鍛える必要がある理由は、結論から言えば「創造と開発(商品・サービス・業務改善)」にあります。その時系列の思考と行動プロセスで「ひらめき力」「課題発見力」「創造力」「論理力」「仮説力」「質問力」「批判的思考力」とともに企画力が磨かれ、「会議運営力」「組織運営力」によってリーダーシップも発揮できるようになります。自分の思考(企画)とともに、他者の思考(企画や意向)という情報を収集・整理しながら、新たな価値を創造し、商品やサービスなど具体的な価値を開発する。この一連の流れが情報編集力によって支えられているため、創造と開発には情報編集力が求められるというわけです。
最近注目を集めているWebコンテンツは、情1つの媒体編集に過ぎません。情報編集力を考えるときには、新聞de元気が提唱する「編集力(創造・組み立て・行動)」とともに、組織をマネジメントする「ビジネス編集力」と併せて考える必要があります。

・情報編集力を鍛える方法とは? 情報を見える化して時系列の検証を加える
情報編集力を鍛える方法としてまず思いつきのが、読書でしょう。しかし、このアプローチは子どもには通用しますが、大人のビジネスマンが「好きではない読書」を「時間を費やして」取り組むには限界があります。
もっと簡単な方法があります。
5つの情報編集モデルを体験するだけで、実は簡単に身につくのです。その理由は簡単です。論理的に理解すれば良いだけの話なのです。論理的に理解するとはどういうことか。見える化すれば良いのです。
必要とする情報を自分の頭で見える化しながら、時系列の検証を行えば良いだけです。
 見える化の簡単な方法は「図解」です。
 時系列の検証とは「過去から未来の流れをエビデンスとともに確認する」ことです。
では、この2点に注目して以下のプロセスを体験してみましょう。
 1.情報の構造を知る(新聞記事3つのスタイル)
 2.販促企画(プロジェクト)の客観的評価
 3.課題発見のポイント見える化と対応策の検討
 4.3次元要素の整理と仮説プランの策定
 5.広報宣伝資料作とWebコンテンツ記事設計