質問力研修・セミナー(東京・大阪) 質問力研修&文章・スピーチ力養成セミナー

質問力3つのポイントと質問力を極める10の実践テクニック

質問力セミナーに入る前に・・・3つのポイントを確認

質問力を高める方法には様々あると思いますが、新聞de元気の基本は「新聞記事の構造図」によって情報を見える化し、MECEの観点からどこが欠けているのかを明らかにする手法を採用しています。新聞記者の質問のポイントを知れば基本的な質問力は身につくわけですが、その前にまず、私たちが共有している情報が持つ3つのポイントについて押さえておきましょう。
 1.5つの要素「出来事」「目的」「きっかけ」「裏付け」「可能性」が「現在・過去・未来」の時系列に並び
   「事実・感想・影響」の要素が重なっている
 2.出来事の構成要素のなかでも「注目の結果」」とその「裏付け」が共有にとって重要な情報である
 3.情報の背景には必ず「主観的要素」と「客観的要素」があり区別することで本来価値が判断できる
共有情報の構造

〇ポイント1 質問力とは何か? 他者と共有する情報は5つの項目で成立している

〇質問力のポイント1 5つの要素が「事実・感想・影響」「現在・過去・未来」で構成されている

言葉や文字でやりとりされる複数人が共有する情報はほぼすべて、5つの項目で成り立っています。

 1.出来事(現在の結果もしくは仮説) ⇒行動の結果と他者の評価や関わりがある
 2.目的(時系列の流れをカバーする一貫した基本軸) ⇒自分自身とともに他者に対する貢献
 3.きっかけ(顧みることで明確になる原点) ⇒事実の部分と思考の部分がある
 4.裏付け(原点と現在までの事実の積み上げ) ⇒自身の行動と他者の影響がある
 5.可能性(出来事から展開する時系列の先にある予測) ⇒より高い成果と他者への貢献意識

が要素ごとに時系列の流れに沿って絡み立てられています。 
「〇〇に行った」(どこ)という出来事だけではコミュニケーションは成立しません。
そこには、「なぜ?行ったの」(目的)という単純な疑問から始まり、「いつ」(時間)「誰と」(誰が)「どのようにして」(状況説明のような)という、一般的に5W1Hと言われる要素が順不同に登場してくることで共感や共通認識へとつながっていきます。
上記5つの項目を単純に紙面展開する場合のポイントは、
まず、
 ・事実
 ・意思や個人の意見
 ・他者からの影響
という3つの要素を分けておく必要があります。
そして、
 ・現在
 ・過去
 ・未来
という3つのポイントが、時系列の流れで構成されていることがわかります。

〇グルメ情報を共有する情報と重ねると・・・
グルメ好きの女性が、新しくオープンしたスイーツ店に行き、知人にその話をしています。
「オープンしたばかりの〇〇に、今日の午後行ってきた」 ⇒いつ? どこにある?(1.具体的な出来事①)
「いちごケーキを食べた」 ⇒何食べたの?(1.具体的な出来事②)
「チラシ広告が入っていたから」 ⇒3.きっかけ(他者からの影響)
「広告を見て美味しそうだったから」 ⇒2.目的に対するなぜ?(新たな店の味や雰囲気を楽しむのが好き)
「美味しかった」 ⇒どうだった?(お店の雰囲気やサービスや料金の感想)(1.具体的な出来事③)
「特徴は〇〇と〇〇」 ⇒なぜ美味しいのか?(4.職人さんのキャリアや素材などの裏付けとして具体的事実)
「次は一緒に行こうよ」 ⇒5.将来の予測(可能性や希望)

質問力のポイント1
おおむね、
5つの要素が「事実・感想・影響」「現在・過去・未来」で構成されていることがわかります。

〇ポイント2 注目の結果とその裏付けが重要な情報だと言える

〇質問力のポイント2 注目の結果とその裏付けが重要な情報だと言える

〇「3つの出来事」と「裏付け」に注目
ここで「出来事」が3つあることに気づくと思います。

 ①お店に行った(注目すべき結果の動機) どうしてそのお店に行ったのか?
 ②○○を食べた(注目すべき結果を生み出す具体的出来事) なぜ、その商品があったのか?
 ③2つで1,500円を超す料金でも美味しかった(注目すべき結果) なぜ、満足したのか?

という3つの項目です。しかし、問題はこの要素に続く質問内容です。
 1.営業時間や休日は?
 2.時間を作ってまで行こうと思う期待感はなに?
 3.なぜ美味しいの?
といった素朴な疑問が重なっていることがわかります。
そこで、もし皆さんがこの知人の話し相手だったとしたら、この3つの出来事のなかでどれにもっとも関心が向くでしょうか? たぶん、多くの人が「本当に!そんなに美味しかったの?」という関心が起こってくるはずです。お店に行って○○を食べるということ以上に、「そんなに美味しいんなら、その店に行って○○を食べてみようかな」という気持ちになるはずです。つまり、
 
 3→1→2 の順番に頭のなかのイメージが逆に流れていくでしょう。

重要なのは、3つの出来事のうち「3.美味しかった」ということになります。
そこで、美味しいという裏付けとなる要素がとても大事になってくるのです。しかも、それは「私が美味しいと思ったから、美味しいの!」と言われても、「それはあなたの感想でしょ」ということになり、本当かどうか疑わしくなります。

ビジネスの現場で例えれば、
 1.イベントを開催した(販促行動)
 2.こういう内容にした(名称や内容)
 3.集客見込と売上目標の3.000万円を達成した(注目の結果)
この3つのなかで、「売上目標3000万円」の成功事例となった掘り下げた内容を知りたいと思うことと同じです。なぜ達成できたのか、注目すべき結果とその裏付けとなった要素の組み合わせこそが、もっとも重要な情報として必要になってくるというわけです。1と2は、3の説明に関連して補足することができます。

〇質問力のポイント2
注目の結果とその裏付けが重要な情報だと言える

MECEを実現する質問力(現場の思考モデル10選)

質問力をシーンに分けて解説を加えていきます。まず「仮説思考」と「プレゼンテーション」。次ページに、10選を掲載します。

〇仮説思考
一般的な仮説思考の1つとして「ひらめき」を「具体的プラン」に発展させたシナリオがあります。展開・カテゴリー化・具体化によって構成するわけですが、ポイントは「MECE]」に沿った客観的な裏付けです。「なぜ?」「曖昧かな?」と直感的に思う内容について問いかけてみること、こういった論理的思考法に基づく質問力向上に重要です。

〇プレゼンテーション
プレゼンで気を遣うポイントが、対象者からの質問です。基本は「現状」「過去」「未来イメージ」の整合性が裏付けとともに明確にすることだと言えます。つまり、成功確率を裏付ける内容が事実に基づいているかという点ということもできます。「納得に導く」(仮説と事実の論理的構成)と「説得する」(明確な裏付けと情熱)情報要素は異なるため、事実と思い入れの関連性も自分に問いかけてみる必要があります。

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