犬糸状虫症(フィラリア)は犬にとって非常に重要な病気! 一般的に90%の犬に感染のおそれ!?

犬糸状虫症(フィラリア症)について


皆さんは犬糸状虫症をご存知ですか?
フィラリア症とも言いますが、犬を飼っている方は
聞いたことならあるんじゃないでしょうか?

一般的に犬は二夏を過ごせば約90%が犬糸状虫に感染し、そのうち症状が発現するのは全体の約40%と言われています。

もちろん屋外犬が感染する確率の方が高いですが、室内犬でも散歩の時などに感染のおそれがあります。

○犬糸状虫
犬糸状虫とはカイチュウなどと同じ線虫類の一種
シナハマダラカ、コガタアカイエカ、トウゴヤブカなどのカが中間宿主となり、犬の心臓や肺動脈に寄生し、右心不全をはじめとして肝臓、腎臓、肺などに障害を発生させる。
見た目はそうめんのように白くて細長い。(写真を見たら多分気持ち悪いと思う方が多いと思います)

【症状】
犬糸状虫症にかかった犬は、咳をし、散歩や運動を嫌い、重症になれば腹水が貯留し、慢性経過をたどり最悪死に至ります。

犬糸状虫が肺動脈に寄生し、肺高血圧症をおこし、その結果二次的に右心不全をきたして様々な症状を発現します。また、犬糸状虫が分泌する物質が原因で肺動脈の硬化症(人間の動脈硬化症のように肺の動脈が硬くなる)を起こす。
そのため心臓に負担がかかり、結果的に心不全、肝硬変、腎不全などの臓器の機能不全を引き起こすようになる。
これらの病気は通常治療しても不可逆性のもので死亡することが多いとされる。

【予防】
こんなに恐ろしい犬糸状虫症、もといフィラリア症ですが
完全に予防することが出来るんです!
その方法は愛犬に予防薬を飲ませることです。

現在獣医師によって処方されるフィラリア予防薬は大きくわけて二種類あります。

■毎日または1日間隔で投与していくもの
(感染可能な時期より1か月前<地域によって異なる>から投薬を開始し、感染の危険性が終了する1か月後まで毎日または1日間隔で投与する必要がある)

■1ヶ月に1回ずつ投与していくもの
(感染の危険性のある時期の1か月後から投与を開始し、11月から12月末ごろまで1ヶ月に1回ずつ投与する。前者と比べて手間がかからないですむ)

※投与前には必ずそこの血液検査を受ける必要がある

このどちらかを獣医師の指示通りにきちんと愛犬に投与すれば犬糸状虫症(フィラリア症)は完全に予防出来るんです。もしもすでにフィラリア症に感染している場合、通常の予防薬を投与することが困難な場合があります。この場合には獣医の診断と方針にしたがって、予防よりも治療を優先する場合もあります。