小規模事業所の安定経営のもっとも基本となるポイントは「財務管理」「顧客管理」「広告戦略」です。簿記や原価計算が不得意であっても会計ソフトを使えば決算から確定申告まで可能です。スマート経営のノウハウを提供します。

個人事業主・小規模事業所がホップ・ステップ・ジャンプの成長を実現する5つのポイント

■起業後10年目に生き残っているのは3パーセントという現実
起業は簡単ですが、その経営を軌道に乗せ安定的に収益を上げ続けることは非常に難しいことです。厚生労働省の調査でも、10年後に生き残っている事業者は3%という数字が出ています。この数字は別の驚くことでもなく、統計上の正規分布の法則からも当然と言えます。

では、どうすれば上位数パーセントの成功者に入ることができるのでしょうか。その答えは簡単です。

 一定以上の売り上げを確保し続けることです。

その基本は「売れる商品」「売れるサービス」を提供し続けることに尽きます。商品戦略と集客戦略です。
しかし、もう1つおろそかになりがちな経営課題があります。それが、財務管理です。

有能な営業マンほど財務管理は大ざっぱになりがち
営業現場でばりばり仕事をしていると、小さな経費を気にする財務担当者を見下す人もいます。「俺たちが売っているんだ、いくら使っても平気だろう」という感覚で、接待経費も気にしません。
しかし、自分で事業をやると収益の源は自分自身が使える時間だけです。他のスタッフが収益をもたらせてくれるわけではありません。
そこで、厳密な時間管理も必要になってきます。別の言い方をすると、原価計算にもかかわってきます。高級乗用車に乗るのか、新車なのか中古車なのか、これは原価償却を考えるとおのずと答えは出てきます。それらは、財務であり税務と関わっています。
原価計算は一定のルールを知る必要がありますが、日々の経費は毎日きちんと整理して現金の手元有高や銀行残高を把握しておく必要があります。
また、起業時に運転資金や設備資金を借り入れた場合は利息をきちんと計算して詰めておく必要があります。また月末の返済であれば銀行返済の余裕がないので、しっかりとキャッシュフローを考える必要もあります。毎月、返済日が遅れるといざというときに短期資金の借り入れも難しくなります。

企業倒産の理由第1位 売上不振 売上の低下の原因は、経営者の意識低下もありますが、時代の変化も大きく影響します。ホップ・ステップ・ジャンプの企業経営を掲げ、チャレンスする必要があります。

企業倒産の理由第2位 放漫経営 経営者がゴルフに熱心になると、仮に従業員がいてもモチベーションが下がります。経費の使い方を誤ると、現金の減少とともに社内の風紀が乱れます。

企業倒産の理由第2位 人材不足 コンビ二や居酒屋などアルバイトの確保が大変です。しかし、良質のサービスと健全な経営を続けていれば定着率も安定します。傲慢な経営者は、人材確保にあくせくし続けることになります。